民家の店・宿 民家の店・宿

民家の店・宿(四国)

  • 愛媛/ギャラリー・カフェ「道後の町屋」

    情報誌『民家』129号

     JR 松山駅前駅から伊予鉄環状線の路面電車で約30分。道後温泉駅に到着します。電車を降りるとすぐにアーケード型の商店街「道後ハイカラ通り」が見えてきます。道後ハイカラ通りは明治期に改築されており現在では約60の商店が軒を並べています。
     「道後の町屋」はその商店街にある大正末期の旧郵便局舎と局長宅を改装した建物です。敷地は2間半(4・5m)の間口、奥行き27間(49m)の細長い形状。戦前に固定資産税を間口で算定した名残が見られます。建物は、敷地に合わせた形で商店街に面して旧郵便局舎、奥に局長宅があり、両棟は石畳でできた通り庭でつながっています。
     局長宅だった奥座敷には縁側の先に庭があり、四季折々の風情を楽しむことができます。室内には蔵出しされた和道具が飾られており、当時の生活に思いを馳せる空間となっています。
     メニューは「じゃこ天バーガー」や「湯之町バーガー」、ケーキや季節のオススメがあります。飲み物とセットでぜひどうぞ。(東京都・正会員 Y.Y.)

    店舗DATA
    住所 愛媛県松山市道後湯之町14-26
    電話 089-986-8886
    アクセス 道後温泉駅より徒歩約2分(150m)
    営業 10:00~21:00
    (フードストップ20:00 ドリンクストップ20:30)(ディナー)
    定休日 火曜日・水曜日(祝日は営業、翌日休み)
    https://www.dogonomachiya.com/

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    情報誌『民家』129号
  • 香川/味噌製造「丸岡味噌麴製造所」

    香川/味噌製造「丸岡味噌麴製造所」1

    「自信のあるものを売るから力が入る」と話すのは明治2年創業、丸岡味噌麹製造所の店主・丸岡 敦子さん。むろを使う昔ながらの製法をかたくなに守っており、店に並んでいる味噌や塩麹は、すべて一から手作りされたものばかりです。季節によって扱い方が違うのも麹が生きているからこそごまかしのない、正直なお店です。「材料から作り方、料理のコツまで、何でもお教えします」と、笑顔で話してくださいました。 こちらの甘酒は、砂糖や生姜は入れずに、自家製の麹とお米だけの仕込みで作られており、さわやかな甘さが口の中に広がります。健康の秘訣でもあるお味噌汁や甘酒を毎日飲でいるという丸岡さんは、なるほど大変お元気で、お溌溂としていらっしゃいました。 ある時、自家製味噌の美味しさ、手仕事の大切さを伝えようと一念発起。店舗の一角、使われていなかった「麹室」をひとつ改修して手作り味噌教室を始めました。改修された店内には、桶の蓋を使った陳列棚や、大きな布団箪笥の机など、歴史が見えるほどに使い込まれた道具たちが、お店のインテリアとして生まれ変わっています。また、改修部分のには地元の古材ショップ「古木里庫」(JMRA古材ネットワーク)の丸太材を使用。入り口の目を引く取手は、丸岡さんが麹作りで毎日使うしゃもじ型を特注されたそうです。 歴史の染み込んだお店、お話し上手な丸岡さんのあたたかい雰囲気に包まれた空間で、本物の味がする商品たちを手にとってみてください。(香川県・正会員 M.K.)

    住所 香川県三豊市三野町下高瀬 540
    電話 0875-72-5417
    アクセス 高松自動車道三豊鳥坂 ICより車で 10 分
    商品 無添加の天然醸造みそや季節の漬け物、手作りみその材料
    、 甘酒、塩こうじ、 もろみなど
    定休日 不定休・元日
    営業時間 7:00 ~ 19:00

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