イベント報告 イベント報告」

イベント報告

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

  • 東京/民家フォーラム2023 熊本 報告会

    情報誌『民家』129号

    2024年2月17日㈯
    東京都千代田区 JMRA事務局
    参加:12名 広報委員会

     城の石垣の崩落があった熊本地震からもう7年が過ぎたんだという、傍観者感覚で参加したことを反省した。副題の「大地が揺れ人生が揺れそれでも民家は蘇る」はまさしく、熊本で被災に遭われた方、復興に携わっている方の念いだろう。
     特に印象に残ったのは「残すのではなくて遺す」という発表者のことばであった。古民家や街並みの保存は、人の意志や念いを遺すことが芯にある活動だと気づかせていただいた。ありがとうございました。 (T.N.)

    情報誌『民家』129号
  • 東京/〈オープンスクール〉 和紙ワークショップ 「民家の素材づくり体験」

    情報誌『民家』129号

    2024年2月10日
    東京都あきる野市
    参加:16名

     あきる野市にある廃校小学校を活用した戸倉やましろテラスにて和紙ワークショップが開催されました。この地域は手漉き和紙「軍道紙」が東京都無形文化財にも指定されている伝統的な和紙の産地です。講座では和紙の原料である楮コウゾの刈り取りから始まり、楮の皮から和紙の繊維を取り出してから紙漉きと乾燥までの全工程を体験し、身近な紙がどう作られているのかを学ぶことができました。講師の中川さんは、紙漉きだけでなく楮の畑も整備・植栽している方で、貴重なお話をうかがうことができました。(N.S.)

    情報誌『民家』129号
  • 千葉/〈日本建築研鑽会〉 民泊と民家の活用を考える

    2024年1月19日㈮、20日㈯
    千葉県茂原市・長南町 参加:10名
    民家再生登録事業者の会

     コロナ後、久々の開催となりました。1日目は千葉県茂原市にて再生され、民泊として活用されている古民家 を3軒見学。民泊利用の稼働状況、利点や今後の課題に至るまで積極的な情報交換が行われました。他の地域の事 業者の発展的な取り組み事例紹介も行われ、有意義な研鑽会となりました。
     2日目は隣の長南町に移動して、日本唯一の四方懸造と呼ばれる構造の「笠森観音」を見学し、岩の上に建て られたそれぞれ長さが異なる柱組に圧倒されました。(H.O.)

    情報誌『民家』129号
  • 東京/レトロな昭和のビルで 蓄音機演奏を楽しむ夕べ

    情報誌『民家』129号

    2024年1月20日㈯
    東京都渋谷区 参加:11名
    国際交流部会

     会場Salon de Zuppa(築50 年以上の松任谷ビル5F)は、商業利用だけではなく住居利用された時代もあり、こだりの装飾が盛り沢山、それらを発見すると嬉しくなります。まず目にとまったのが玄関のドアノブで、ポルトガル・リ スボンのジェロニモス修道院内サンタマリア教会の彫刻装飾「ロープを掴む手(これに触れると願いが叶う、とか)」に瓜二つ!これを施した住人はきっと「来訪者に幸運を」との思いを込めたのでしょう。演目は正月らしい琴の楽曲から映画音楽まで幅広く楽しめました。蓄音機の動力はゼンマイ式、参加者は貴重な手回し体験もできました。(T.S.)

    情報誌『民家』129号
  • 東京/レトロな昭和のビルで 蓄音機演奏を楽しむ夕べ

    情報誌『民家』129号

    2023年12月22日㈮
    東京都渋谷区 参加:16名
    国際交流部会

     会場のSalon de Zuppaは国立競技場の目の前。オリンピック前年1963年に建てられたビルの5階です。画家・松任谷國子さんの元アトリエでアールデコ風の内装が印象的です。ここで蓄音機演奏家・佐藤隆俊氏による蓄音機の会が開催されました。グラモフォン社製のポータブル蓄音機でクリスマスと(民)家をテーマに1926年~1950年代の貴重なコレクションからリクエストで9曲が奏でられました。音量は4種類の針の太さで調整します。録音当時の息遣いがそのまま閉じ込められた臨場感を味わいました。(A.M.)

    情報誌『民家』129号