イベント報告 イベント報告」

イベント報告

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

  • 京都/森重三玲旧宅(旧社家)招喜庵と森重三玲庭園美術館

    情報誌『民家』131号

    2024年8月25日㈰
    京都府京都市左京区 参加:30名
    近畿地区運営委員会

     残暑が残る京都。京都大学近くの吉田山麓にある、昭和を代表する庭園家である重森三玲氏の旧宅、作庭した庭園の見学会がありました。
     元は吉田神社の神官の屋敷であり築300年を数え、大火の多かった京都では貴重な建物です。管理をされている重森様とツカキグループの塚本様のご案内で、貴重な庭園と建物を拝見することができました。特にふすまのデ ザインが印象的でした。
     懇親会では主屋のゆったりとした空間の中で、楽しい時間を過ごすことができました。 (S.S.)

    情報誌『民家』131号
  • 兵庫/<民家の学校 オープンスクール>竹中大工道具館見学

    情報誌『民家』130号

    2024年6月1日㈯
    兵庫県神戸
    参加 26名

     2021年の川崎市日本民家園で始まった安田徹也さんのオープンスクール講座。記念すべき10回目(民家の学校入学式を除く)を迎え、募集開始からすぐに「定員に達しました」の文字が加わる人気で今回も期待を裏切りません。
     竹中大工道具館は2014年に新神戸駅近くの竹中工務店ゆかりの地へ移転。10年を経て展示模型に微細な木の収縮が見られることまで漏らさない、究極の正直解説には説得力があり、木の性格と道具の知恵を思う存分体感出来ました。(S.S.)

    情報誌『民家』130号
  • 東京/「屋根漆喰」~瓦屋根を守り彩る漆喰の機能と意匠~

    情報誌『民家』130号

    2024年5月19日㈰
    東京都江戸川区 参加:22名
    民家再生技術部会

     会場の一之江名主屋敷は名主であった田沼家の茅葺き屋敷です。敷地2000坪、建物はL字型平面で80坪。囲炉裏には火が入っていました。  会場見学後は、屋根漆喰のお話を講師の白石博一氏、木村謙一氏から伺いました。各地方の屋根漆喰を写真パネルで説明いただきました。  屋根漆喰の役割は丸瓦と平瓦、ぐし(棟)と瓦の隙間を埋める役割である。経験から漆喰20kgに対し海苔2kg調合する。海苔が少ないと数年でぼろぼろになる話が印象に残りました。(H.T.)

    情報誌『民家』130号
  • 徳島/脇町・うだつの町並みを歩く(四国地区会員集会)

    情報誌『民家』130号

    2024年4月27日㈯
    徳島県美馬市
    参加:9名
    四国地区運営委員会

     四国地区恒例の春のまちあるき、今年は初参加の会員さんも一緒に、うだつの町並みとして知られる徳島の重伝建、脇町を訪れました。脇町は吉野川のほとりに、藍の集散地として栄えた商家町で、江戸期から大正までさまざまな時代の建物が残り、まさにうだつ博物館というべき町並みです。地元ガイドさんの解説で「古いうだつは軒裏と一体化しているが、後世になると離れて独立した形態となる」などと教えていただき、かなりうだつに詳しくなった一日でした。(D.K.)

    情報誌『民家』130号
  • 大阪/旧小西家住宅資料館見学と全国登文会交流会

    情報誌『民家』130号

    2024年3月31日㈰
    大阪府大阪市 旧小西家住宅史料館
    参加:26名
    近畿地区運営委員会

     ボンドのコニシとして知られるコニシ株式会社は、明治3年(1870)、初代小西儀助が薬種商「小西屋」として創業。国重要文化財旧小西家住宅は、小西家の屋敷兼社屋として明治36年(1903)に建てられました。
     コニシの石井隆康様のご案内で、150年の社業の歩みや建物の史料を見ながら建物の隅々まで時間をかけて見学できまた。後半は国登録有形文化財全国所有者の会(全国登文会)の方々と交流の場を持ち、親交を深めました。 (N.S.)

    情報誌『民家』130号