イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。
2025年11月29日㈯、30日㈰
福岡県久留米市+オンライン
参加:③10名+25名 ④8名+24名
九州・沖縄地区
2016年に発生した熊本地震により大きな被害を受けた伝統構法の建物の中で、なんとなく全体で(小壁や貫などを総動員して)空間の形をキープす
るメカニズムが働いて倒壊しなかったものがありました。
講師の北原先生は、その強さや変形の特性を数々の実験で再現し、データ
を集めモデル化しています。このことを講義で説明していただきました。こ
れにより伝統構法にも導入しやすい耐震補強ができることがわかりました。
「くまもと型伝統構法を用いた木造建築物設計指針」に詳しくまとめられ、熊本県HP上で公開されています。
https://www.pref.kumamoto.jp/
soshiki/115/51276.html
(Y.M.)
2025年12月13日㈯、14日㈰
福岡県久留米市+オンライン
参加:⑤14名+22名 ⑥13名+22名
九州・沖縄地区
限界耐力計算は「振動理論」「時刻歴応答」「スペクトル解析」などの理論により、地震時に建物が変形することで地震エネルギーを吸収する能力の獲得するための「性能規定」です。
一方で、従来の木造建築における「壁量計算」は、地震力に力で抵抗し、建物の変形を抑制することが主眼の「仕様規定」です。この2つを対比して理解するとわかりやすく、限界耐力計算が、なぜ古民家の補強に適しているか理解できました。
『伝統構法を生かす木造耐震設計マニュアル』(2004年、学芸出版社)に詳細があります。
終了後、九州メンバーの忘年会を開催しました。 (K.M.)
2026年1月17日㈯、18日㈰
福岡県久留米市+オンライン
参加:⑦12名+23名 ⑧11名+25名
九州・沖縄地区
限界耐力計算は1質点系にして検討を行います。実際の古民家では矩形な
ものや、階高がまちまちなものが多く、その際のゾーニングの検討や応答値の検討の考え方を学びました。
新築だけでなく古民家の耐震補強にもこの計算方法を役立てられることが
わかりました。古民家になじみやすい補強ができると思います。
仕様規定である壁量計算(計算手順が整備されている)と比較すると、性
能規定である限界耐力計算は、現段階では複雑な手順が必要で、細部に未整
備な点がありますが、伝統構法の古民家の関係者には、ぜひ知ってほしい構
造補強の考え方です。(R.F.)
2026年2月7日㈯、8日㈰
福岡県久留米市+オンライン
参加:⑨12名+22名 ⑩10名+23名
九州・沖縄地区
熊本地震時の熊本城の被害状況や、川尻公会堂の再生補強工事を通して、 保存と耐震の両立に向けた具体的な取り組みを見せていただきました。 実務に携わる者として、昔の職人の仕事が今も建物を支えている重みを改 めて感じるとともに、その技術を現代の法規の中でどのように生かしていく のかについて、道を示していただきました。 最終回となり、北原昭男先生(熊本県立大学 名誉教授)のご講義に心より御礼申し上げます。 (E.W.)


2022年11月20日(日)
福岡県久留米市+オンライン
参加:会場9名+オンライン15名
第10回は改修・別荘編でした。改修の際、特に注意を払っておられたのが、「原型はどうだったか。」構造大調査です。そして大切なのは水平を整える(土台· 梁)柱を垂直に立てるための構造材の修繕でした。ほか、夫婦だけになったので間仕切りを取り払う、デッキと繋がるよう既存の壁に開口を設ける等、在来構法ならではの工夫をし、美しい夕景をもつ建物に仕上がっていきます。「失敗のお陰で、先に問題に気づくようになった。挑戦には失敗も伴う」のお言葉に、苦労を乗り越えた強さを感じました。 (N.E.)
