イベント報告」 イベント報告

イベント報告(九州・沖縄地区)

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

  • 福岡/<九州民家大学>意匠1

    2022年10月22日(土)
    福岡県久留米市+オンライン
    参加:会場10名+オンライン15名

    意匠設計がイメージしたものを現場で職人たちに作り上げてもらうために、徹底した施工図の作成を心がけていて、雨仕舞、材料の選定、使いやすさなど細部まで検討を重ねていると、施工図を示しながら説明がありました。
    また、自然材料を好む建築材料にこだわりのあるお客様に対し、たとえば工業製品の接着剤やベニヤ板はつかわず、ニカワや杉板のクロス張りで代用し、お客様に徹底的に応え、寄りそったお話が印象的でした。 (K.T.)

  • 福岡/<九州民家大学> 素材 石、土、他

    2022年8月21日(日)
    福岡県久留米市+オンライン
    参加:会場12名+オンライン18名

    日本海側に沿って多く分布するグリーンタフ、その地層から採れる緑色の石の説明から始まり、版築の壁、和紙を使った居室、 漆で仕上げられたナラ材、どれも仕上がりが素晴らしい。 これらの素材を使用する中でのこだわりは、地産地消ではなく地産地生。
    そして設計の上で必要な要素は、素材、技術、デザインこの3要素が揃うことなど多くを教えていただきました。 本当に今回も感動の多い講義でした。 (S.W.)

  • 福岡/<九州民家大学> 素材 木材

    2022年8月20日(土)
    福岡県久留米市+オンライン
    参加:会場15名+オンライン24名

    木材の製材、木取り方法、広葉樹の植林に至るまで丁寧に説明いただいた講義となりました。
    九州では、あまり使われない材料、その中でも木曽五木や桂、槐(延寿) ヒバ、栗、等の見本や、材種別の葉、枝と、幹の香りの違いも嗅ぐことができ(会場参加の方のみ)、五感を使って木材の素晴らしさを改めて感じることができました。
    また最後に、特徴ある木材の減少を防ぐ植林なども、素晴らしいことだと 感じることができました。 (E.W.)

  • 福岡/<九州民家大学>日本の民家を訪ねて

    2022年7月17日(日)
    福岡県久留米市+オンライン
    参加:会場15名+オンライン24名

    各地の民家の解説があったあと、上 野先生のお膝元・岐阜高山の民家につ いてお話しいただいた。高山市の伝建 地区「三町」の民家群は、通りに面す る屋根の高さは正面の高山神社より高 くならないよう低い。基本は守りなが らも軒の高さが微妙に違っていたり、 格子にもバリエーションがあり、個性 がある。それによって単調にならず、 それぞれが表情を持っているのが魅力 的で、豊かな街並みを形成していると の説明に、統一されすぎた街並みの事 例に違和感を感じる理由がわかった気 がしました。 (K.T.)

  • 福岡/〈九州民家大学〉 オークヴィレッジについて

    2022年7月16日(土)
    福岡県久留米市+オンライン
    参加:会場16名+オンライン22名

    第4期の九州民家大学がはじまった。 今期の講師は、岐阜高山で住宅・店舗を伝統構法で設計しているオークヴィレッジの上野英二氏。家具づくりからスタートし、早くから循環型社会ができないかと取り組み、ちゃんと人間が手を入れ続ければ、いい形で再生していくことが 50年経ち分かったとのこと。「お椀から建物まで」、家具や家づくりで出る木っ端で小物、精油を作り、 精油を作った際の残渣は畑にまく。森の恵みを余すことなく使いたいという思いが徹底されていると思いました。 (K.T.)