イベント報告」 イベント報告

イベント報告(四国地区)

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

  • 徳島/脇町・うだつの町並みを歩く(四国地区会員集会)

    情報誌『民家』130号

    2024年4月27日㈯
    徳島県美馬市
    参加:9名
    四国地区運営委員会

     四国地区恒例の春のまちあるき、今年は初参加の会員さんも一緒に、うだつの町並みとして知られる徳島の重伝建、脇町を訪れました。脇町は吉野川のほとりに、藍の集散地として栄えた商家町で、江戸期から大正までさまざまな時代の建物が残り、まさにうだつ博物館というべき町並みです。地元ガイドさんの解説で「古いうだつは軒裏と一体化しているが、後世になると離れて独立した形態となる」などと教えていただき、かなりうだつに詳しくなった一日でした。(D.K.)

    情報誌『民家』130号
  • 香川/宇多津・古町の町並みを歩く

    2023年4月29日㈯
    香川県宇多津町 参加:9名
    四国地区運営委員会

     古くから港町として栄えた香川県の宇多津「古街」エリアのまちあるき。昔の町割りを残す路地を抜け、町家の玄関をのぞかせていただくと、中庭吹抜けのある立派なお屋敷なのに驚かされます。アレックス・カー氏が再生を手掛けた「古街の家」や三角屋根の家、そんな隠れたまちのお宝を訪ねて、古街での半日を楽しく過ごしました。歩いた後は、数寄屋造りでの懇親会。初めて参加された会員さんたちとも親交を深めることができ、充実した1日と なりました。 (D.K.)

  • 高知/土居廓中(どいかちゅう)・武家屋敷の町並みを歩く

    2022年4月30日(土)
    場所:高知県安芸市 参加:8名
    四国地区運営委員会

     3年ぶりとなった四国地区イベント、今年は高知の重伝建、土居廓中を訪れました。前日の雨も上がり快晴となった町並みを歩いたのは、首都圏からの参加を含めた8名。土居廓中はかつて小規模な武家屋敷が立ち並んでいた、いわば官舎街です。残念ながら現存している建物は多くはないものの、敷地割りや道がよく残っており、道沿いに続く竹の生垣に当時をしのぶことができました。まち歩きの後は、茅葺きが保存された岩崎弥太郎生家や民家再生事例を見学し、充実した1日となりました。(D.K.)

     
  • 徳島/ 重伝建の島・ 出羽島の町並みを歩く

    2019年5月11日(土)
    徳島県海部郡牟岐町 参加:5名
    四国地区運営委員会

    四国地区の離島イベント、今年は新しく重伝建になった徳島の出羽島に行ってきました。晴天の牟岐港に集合して小さな連絡船で15分。3時間ほどの島歩きを楽しみました。江戸後期から昭和前期までカツオ漁でにぎわった島には、ぶっちょう造り(上下に開閉する板戸。上部は雨戸、下部は縁台)の民家が数多く残っており、今なお漁村としての営みが続いています。観光地化とはほど遠い静かな集落に惹かれて、近年は島外からの移住者も増えているとのことで、少しずつ変わっていくであろう島の暮らしを楽しみに再訪を期した1日でした。(正会員D.K.)

  • 愛媛/ 宇和島の重伝建・卯之町の町並みを歩く

    2018年3月3日(土)
    愛媛県西予市 参加:6名
    四国地区運営委員会

     宇和島藩の在郷町として栄えた卯之町まちの町歩きは、明治建築の「開明学校」で当時の小学校の授業の再現から始まりました。卯之町は幕末からのあらゆる時代の学校建築が現存している珍しい町とのことで、教育熱心な土地柄を感じさせます。町並みの家々は、近郊でとれる白漆喰の壁、商売の妨げにならないように内開きとした格子の蔀戸、欅の板材に凝った彫刻を施した軒先の持ち送りなど、この地域独特の建築様式を備えていました。とても興味深く、妻入と平入の民家が混在する町並みを楽しみました。(正会員D.K.)