イベント報告」 イベント報告

イベント報告(民家お助け隊)

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

  • 山梨/〈民家再生ワークショップ Ⅱ期⑥〉 味噌小屋を上棟する

    情報誌『民家』128号

    2023年10月21日〔土)、22日(日)
    山梨県山梨市 参加:24名
    民家お助け隊、民家まちづくり部会

     前回の味噌小屋の解体から続き、今回は基礎づくりから上棟、餅まきまでを2日で行う濃い内容のワークショップでした。現場は高低差が最大で1メートル近い勾配があり、当初低地側では土台まで束を立てる予定でしたが、石の積み上げだけで土台の支えを作りました。土台を載せると不思議と不安定な石もしっかり決まり、従来の工法の知恵の素晴らしさを感じました。土台が決まるまでは時間が必要でしたが、その後は一気に進み、餅まきまで完結。石と木材があれば多少の勾配があっても土台を作れる勇気をもらいました。(S.N)

    情報誌『民家』128号
  • 山梨 /〈民家再生ワークショップ Ⅱ期〉 外囲炉裏を作る(2)

    情報誌『民家』127号

    2023年8月19日㈯、20日㈰
    山梨県山梨市 参加:18名
    民家お助け隊、民家まちづくり部会

     7月に床・壁を撤去した増築部の屋根の下に、囲炉裏を作りました。ツルハシで大きな石を取り除き、地面を長方形に掘り、木槌でならしました。シンボルとなる石や、四隅のコーナーストーンを設置。底面には砂を敷き、その上に御影石を並べました。古材の柱を再利用して囲炉裏の台を作り、グラスビールを置いても大丈夫なようにと、掛け声をかけながら、何度もレベルを調整しました。
     ここで飲むビールは、さぞ美味しいことでしょう。 (M.I.)

    情報誌『民家』127号
  • 山梨 /〈民家再生ワークショップ Ⅱ期〉 外囲炉裏を作る(1)

    情報誌『民家』127号

    2023年7月22日㈯、23日㈰
    山梨県山梨市 参加:25名
    民家お助け隊、民家まちづくり部会

     2期3回目のワークショップのテーマは、近年増築されていた箇所の一部を解体し、次回ワークショップで外囲炉裏を構築できるように繋げることです。そして前回の床板張りで見直しがありました。古民家に傾きはつきものですが、許容できる程度ならそのままで進めるか、ジャッキアップするかは、セルフで古民家再生する人が必ず悩むところ。結局6tジャッキで持ち上げ、前回床張りした一部をやり直しました。昼食時の葡萄ジュースやモモが美味しい!勉強と楽しさ満載のワークショップでした。 (T.M)

    情報誌『民家』127号
  • 山梨/設立25周年記念企画<民家再生ワークショップ⑥>民家再生を実行する

    2022年12月17日(土)、18日(日)
    山梨県山梨市 参加:20名
    民家お助け隊、民家まちづくり部会

     今回は、畳・床板をはがし、傷んだ床板や根太を取り替えます。残念ながら目視でも水平でなく、レーザー墨出し器を活用して水平レベルを確認し、根太の調整、抜けている根太は新たに取り付けました。大引自体が沈んでいるところは、木片を切り出して調整しました。全員素人ですので、ノミやのこぎりなどを使って悪戦苦闘して何とか終えました。  夜は、突き上げ屋根の養蚕型農家が数多く残る上条集落「もしもしの家」に泊まり、みんなで手分けして夕食・朝食を作りました。(M.T.)

  • 山梨/設立25周年記念企画<民家再生ワークショップ>民家再生を始める

    2022年11月19日(土)、20日(日)
    山梨県山梨市 参加:20名
    民家お助け隊、民家まちづくり部会

    今回の作業は、2階外壁の補修でした。まずは北側急斜面に自生している竹を切り出し、竹木舞の材料作りから始まりました。次に7月から寝かせていた土の量では足りないことがわかったため、急遽既存の土壁の一部を解体して土作りを始めました。解体作業で大量の粉塵が発生しメンバーの頭から足元まで土色に染まりました。素人による作業は楽しいハプニングがいっぱいです。しかし、昼食に皆で手作りした熱々のほうとう鍋を囲み、こちらのほうが今回のメインイベントとなりました。(K.H.)