イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。
2024年6月1日㈯
兵庫県神戸
参加 26名
2021年の川崎市日本民家園で始まった安田徹也さんのオープンスクール講座。記念すべき10回目(民家の学校入学式を除く)を迎え、募集開始からすぐに「定員に達しました」の文字が加わる人気で今回も期待を裏切りません。
竹中大工道具館は2014年に新神戸駅近くの竹中工務店ゆかりの地へ移転。10年を経て展示模型に微細な木の収縮が見られることまで漏らさない、究極の正直解説には説得力があり、木の性格と道具の知恵を思う存分体感出来ました。(S.S.)
2023年11月19日㈰
神奈川県茅ヶ崎市 参加:29名
民家の学校
熊澤酒造は敷地内に酒蔵や古民家を再生活用したレストランやカフェ、パン屋、ギャラリー&ショップが小さな 街のように配されていて、何度も訪れたくなる人気の場所です。今回は六代目熊澤茂吉社長に敷地内の店舗をご案 内していただき、設計や施工の際の工夫から、実業家で美術品蒐集家の菅原通済邸を移築した時の苦労話などフラ ンクにお話ししていただきました。
社長の卓越したセンスとアイデアで古い物を生き返らせる才能に感服しつつ、古民家再生のための新しいヒント をたくさんいただいた実りの多い1日でした。 (T.O.)
2024年2月10日
東京都あきる野市
参加:16名
あきる野市にある廃校小学校を活用した戸倉やましろテラスにて和紙ワークショップが開催されました。この地域は手漉き和紙「軍道紙」が東京都無形文化財にも指定されている伝統的な和紙の産地です。講座では和紙の原料である楮コウゾの刈り取りから始まり、楮の皮から和紙の繊維を取り出してから紙漉きと乾燥までの全工程を体験し、身近な紙がどう作られているのかを学ぶことができました。講師の中川さんは、紙漉きだけでなく楮の畑も整備・植栽している方で、貴重なお話をうかがうことができました。(N.S.)
2023年6月11日㈰
神奈川県川崎市 日本民家園
参加:44名
単体で建つ文化財の民家見学は幾度もしていましたが、多くの民家を一度に見学することで相違点や類似点を体系的にみていく機会は初めてでした。地域ごとに異なる気候や生業、身分や時代背景に応じた構造や材料、意匠といった創意工夫がなされている点や、民家園で行った復原修理の方法など、安田徹也さんの詳しく楽しい解説のもと学ばせていただきました。今では全国どこを見ても同じような住宅ばかりで地域色をもったものが減少していく中で、過去の知恵や工夫から技を得て、建築の根本を考えながら住まいとは何かを考えていきたいです。 (A.H)
2022年6月25日(土)
埼玉県羽市
参加:17名
会場は冨田染物店ニ代目・冨田氏によって“おもてなし“を行うために建てられた冨田家。古民家再生に携わる 設計士の藤本幸充氏、髙野量平氏、石川忠紀氏を講師に招き、実測と活用方 法の提案を行いました。
参加者は暑さをものともせず実測、そして活用方法についてディスカッション。左官技術に精通する木村謙一氏の見立てにより、冨田家の淡い青漆 喰には高い技術の必要な「藍」を利用した可能性が出てきました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
(E.K.)