イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。
2022年10月22日(土)
福岡県久留米市+オンライン
参加:会場10名+オンライン15名
意匠設計がイメージしたものを現場で職人たちに作り上げてもらうために、徹底した施工図の作成を心がけていて、雨仕舞、材料の選定、使いやすさなど細部まで検討を重ねていると、施工図を示しながら説明がありました。
また、自然材料を好む建築材料にこだわりのあるお客様に対し、たとえば工業製品の接着剤やベニヤ板はつかわず、ニカワや杉板のクロス張りで代用し、お客様に徹底的に応え、寄りそったお話が印象的でした。 (K.T.)
2022年9月17日(土)18日(日)
山梨県山梨市 参加:15名
民家お助け隊、民家まちづくり部会
第3回の講座、1日目は塩山市内で実際に民家再生を行った住宅を見学させていただきました。躯体がきちんとしていれば、手を加えることでまた何十年でも住み続けられる空間になること、地域の「結」の力を感じることができました。2日目は民家再生を考えるべく、班に分かれてそれぞれ民家の好きな点を共有し、民家の良さを残しながら、さらに魅力的な空間とするにはどのようにするのが効果的か話し合いました。
次回はいよいよ解体!民家再生の一端を担えることを楽しみにしています。(T.M.)
2022年9月11日(日)
東京都八王子市
参加:26名
今回は、今まで見てきたものを改めて整理し、自ら手を動かして木を刻み、継手を造って組むことを体験する1日になりました。(株)健組小野田健棟梁の講話では、伝統構法の軸組模型と在来工法の軸組を比較することができたので、民家の仕組みについての理解度がさらに高まったのではないかと感じています。継手作成の実演では「自分たちでできるのか?」と不安そうに見ていた受講生でしたが、実際にノミや鋸を手にして見事完成させた表情はなんともいえず、素晴らしいチームワークでした。最後は、自分たちで造った継手が、自分たちの重さで壊れることを体感できたのは、貴重体験になったことでしょう。(T.I.)
2022年8月20日(土)、21日(日)
山梨県山梨市
参加:16名
民家お助け隊、民家まちづくり部会
第2回目の講座は、中講師より民家の構造、木村講師より調査の実例を学んだ後、階ごとに班に分かれ、書く人と測る人で協力し、平面および断面図を作り発表しました。1階は田の字型+土間+増築部の間取りであり、各部屋の柱、梁、床、建具、造作等の寸法や種類を調査しました。2、3 階の養蚕室は、甲州民家の屋根の特徴を表す切妻、突上げ、櫓造りの構造を工夫して測り表現しました。 前回は家族の歴史、今回はその生活の形の成果が出ました。今後も積み重ねていきたいです。 (T.O.)
2022年8月21日(日)
福岡県久留米市+オンライン
参加:会場12名+オンライン18名
日本海側に沿って多く分布するグリーンタフ、その地層から採れる緑色の石の説明から始まり、版築の壁、和紙を使った居室、 漆で仕上げられたナラ材、どれも仕上がりが素晴らしい。 これらの素材を使用する中でのこだわりは、地産地消ではなく地産地生。
そして設計の上で必要な要素は、素材、技術、デザインこの3要素が揃うことなど多くを教えていただきました。 本当に今回も感動の多い講義でした。
(S.W.)