イベント報告 イベント報告」

イベント報告

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

  • 山梨/設立25周年記念企画<民家再生ワークショップ⑥>民家再生を実行する

    2022年12月17日(土)、18日(日)
    山梨県山梨市 参加:20名
    民家お助け隊、民家まちづくり部会

     今回は、畳・床板をはがし、傷んだ床板や根太を取り替えます。残念ながら目視でも水平でなく、レーザー墨出し器を活用して水平レベルを確認し、根太の調整、抜けている根太は新たに取り付けました。大引自体が沈んでいるところは、木片を切り出して調整しました。全員素人ですので、ノミやのこぎりなどを使って悪戦苦闘して何とか終えました。  夜は、突き上げ屋根の養蚕型農家が数多く残る上条集落「もしもしの家」に泊まり、みんなで手分けして夕食・朝食を作りました。(M.T.)

  • 東京/<民家の学校>修了式

    2022年12月4日(日)
    東京都豊島区 自由学園明日館
    参加:28名

     重要文化財である自由学園明日館を会場に、コロナ禍で2年間開催を見送ってきた民家の学校修了式講座が開催されました。
     中市里美氏・髙野量平氏・佐藤仁氏による「民家を守り・生かす取り組み」の実践3例の講話と「これからを考えるワークショップ」が実施され、会場は講師と受講生の熱気に溢れていました。
     修了証と共に授与された「皆勤賞」では、受講生の半数が対象者という快挙となりました。懇親会では、明日館の豊かな空間に包まれ、1年の講座を振り返る楽しい時間を過ごしました。(N.H.)

     
  • 山梨/設立25周年記念企画<民家再生ワークショップ>民家再生を始める

    2022年11月19日(土)、20日(日)
    山梨県山梨市 参加:20名
    民家お助け隊、民家まちづくり部会

    今回の作業は、2階外壁の補修でした。まずは北側急斜面に自生している竹を切り出し、竹木舞の材料作りから始まりました。次に7月から寝かせていた土の量では足りないことがわかったため、急遽既存の土壁の一部を解体して土作りを始めました。解体作業で大量の粉塵が発生しメンバーの頭から足元まで土色に染まりました。素人による作業は楽しいハプニングがいっぱいです。しかし、昼食に皆で手作りした熱々のほうとう鍋を囲み、こちらのほうが今回のメインイベントとなりました。(K.H.)

  • 福岡/<九州民家大学>改修・別荘

    2022年11月20日(日)
    福岡県久留米市+オンライン
    参加:会場9名+オンライン15名

    第10回は改修・別荘編でした。改修の際、特に注意を払っておられたのが、「原型はどうだったか。」構造大調査です。そして大切なのは水平を整える(土台· 梁)柱を垂直に立てるための構造材の修繕でした。ほか、夫婦だけになったので間仕切りを取り払う、デッキと繋がるよう既存の壁に開口を設ける等、在来構法ならではの工夫をし、美しい夕景をもつ建物に仕上がっていきます。「失敗のお陰で、先に問題に気づくようになった。挑戦には失敗も伴う」のお言葉に、苦労を乗り越えた強さを感じました。 (N.E.)

  • 福岡/<九州民家大学>住宅

    2022年11月19日(土)
    福岡県久留米市+オンライン
    参加:会場11+オンライン15名

    第9回は住宅編でした。そこに住まう家族、家族の仕事、地形、自然環境を把握して、依頼に沿うよう問題解決し、材料提案します。南に斜面が迫る地形なら、2階リビングにすると、デッキ先の斜面は庭先に変貌します。ブリザードの強い地では、防風壁になりうる薪小屋を盾にして、進入する空気を緩めます。周囲からの視線が迫っている場所では、中庭をもうけ、中庭に開く部屋をつなげます。後は「さて、どうしたら美しくなるか」。暖かみのある夕景をもつ住宅ができていきます。(N.E.)