自分の実家など現在民家を持っている人は、修理、賃貸、解体廃棄などの悩みを持っている人が多いのが現実です。
民家の解体を検討している人は、民家バンクへの登録をお勧めします。
日本民家再生協会(JMRA)は、先祖から大事にされてきた民家が別の土地で生きていくことは、大事な文化の継承と考えています。民家が欲しい人に譲るという形式は、全国でJMRAだけが運営しています。
解体せずに現状を維持したいという人は民家トラストにトラスト(信託)する仕組みがあります。
一般の貸家と異なり民家を貸す場合は条件を整理する必要があります。JMRA会員の不動産や建築のプロがそのお手伝いをします。
自分で修理を考えている人も、民家再生に強い登録事業者に現状を見てもらうことをお勧めします。どこから手を付けるべきか。修理にかかる費用などを相談できます。
JMRA会員の中には自分で簡単な修理から大規模リフォームまでを時間を掛けて楽しみながらやっている「セルフビルド派」が大勢います。再生見学会などのイベントでその貴重な経験を伝授してもらうのもお勧めです。
また会員になれば専門部会の民家お助け隊に援助してもらう方法もあります。お助け隊ではこれまで土壁塗り、土間タタキ床作り、古色塗り、竹垣根作りなど様々な援助を行っています。
まずは民家探しから始めましょう。JMRAには民家バンク制度があります。
「民家バンク」では、好みの民家がありましたら、丁寧に解体して他の敷地に移築して再生します。民家再生に強い建築の専門家である登録事業者が全国でお手伝いします。
民家の賃貸については、現在JMRAでは対応しておりません。
JMRA会員のほとんどは民家が好きな人たちです。民家の宿に泊まったり、食事をすることなどが大好きです。多くのイベントで“宿”と“食”を絡めているのはそのためです。
「再生民家見学会」「民家町並み見学会」「公開講座」「現地との交流会」を始めとして様々な企画が掲載されているイベント&お知らせで興味のあるイベントを探してください。
また年1回の「民家フォーラム」は全国各地で開催しています。どのイベントも多数の人が集まりますので参加してみるのはいかがでしょうか。
民家は伝統技術で作られた木造建築であり、生活の歴史の集大成です。JMRAでは一般から専門家まで、学ぶための様々なプログラムが用意されています。
イベント&お知らせで知りたいことを学びましょう。興味のある専門部会の活動への参加で、企画から考えることにより、深く学ぶと同時にたくさんの仲間と出会うこともお勧めです。各地の情報を得られる地区の活動もご覧下さい。
民家の知識を全般的に学ぶ連続講座が民家の学校です。年8回のプログラムで民家の基礎知識から伝統技術までを学ぶことが出来ます。夏合宿では竈と囲炉裏で煮炊きを行います。様々な体験を皆でするため、卒業生の結束は強く、卒業後も交流が続きます。