イベント報告 イベント報告」

イベント報告

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

  • 静岡/左官名人「伊豆の長八」とナマコ壁ツアー

    2022年8月20日(土)
    静岡県加茂郡・下田市
    参加:29名 企画:技術部会

    コロナ禍での2度の延期を経てナマコ壁ツアーが実施された。長八作品をはじめ、左官職人の手で飾られた松崎の町と近隣の集落、四百年にわたり地域の振興に尽力してきた依田家ゆかりの建物や町民有志により建設された美しい小学校。しかしいま職人不足により既存のナマコ壁の維持すら危ぶまれている。アジアの民家を俯瞰する安藤 邦廣先生と左官に造詣の深い木村謙一氏の対談では、ナマコ壁の役割は下壁の保護なのだからコンクリートの上に施すのもありなのだとする安藤先生のことばに、なるほどと思った。 (K.N.)

  • 福岡/<九州民家大学> 素材 木材

    2022年8月20日(土)
    福岡県久留米市+オンライン
    参加:会場15名+オンライン24名

    木材の製材、木取り方法、広葉樹の植林に至るまで丁寧に説明いただいた講義となりました。
    九州では、あまり使われない材料、その中でも木曽五木や桂、槐(延寿) ヒバ、栗、等の見本や、材種別の葉、枝と、幹の香りの違いも嗅ぐことができ(会場参加の方のみ)、五感を使って木材の素晴らしさを改めて感じることができました。
    また最後に、特徴ある木材の減少を防ぐ植林なども、素晴らしいことだと 感じることができました。 (E.W.)

  • 山梨/設立25周年記念企画(民家再生ワークショップ)民家を知る

    2022年7月23日(土)、24日(日)
    山梨県山梨市
    参加:8名
    民家お助け隊、民家まちづくり部会

    1日目は、まず集落をまわり、家の裏手にある神社にこれからの講座の安全を皆で祈念しました。家に残されていた古いアルバムを見ながらかつて賑わっていた地域と家族の歴史と、大沢先生のレクチャーで甲州民家の特徴を知りました。2日目は引き出しや2、3階に残されていた民具を各自選んで計測記録し、用途を推理する民具調査を行いました。各々の成果を発表し、1回目の講座が終了。
    次回以降どのように民家が甦っていくのか再生の過程に参加できてワクワクします。 (M.E.)

  • 福岡/<九州民家大学>日本の民家を訪ねて

    2022年7月17日(日)
    福岡県久留米市+オンライン
    参加:会場15名+オンライン24名

    各地の民家の解説があったあと、上 野先生のお膝元・岐阜高山の民家につ いてお話しいただいた。高山市の伝建 地区「三町」の民家群は、通りに面す る屋根の高さは正面の高山神社より高 くならないよう低い。基本は守りなが らも軒の高さが微妙に違っていたり、 格子にもバリエーションがあり、個性 がある。それによって単調にならず、 それぞれが表情を持っているのが魅力 的で、豊かな街並みを形成していると の説明に、統一されすぎた街並みの事 例に違和感を感じる理由がわかった気 がしました。 (K.T.)

  • 長野/<民家の学校>囲炉裏の住まいと、かっての集落へ

    2022年7月16(土)~17日(日)
    長野県飯田市 大平宿
    参加:受講生21名(スタッフ・OB名を含52名)

      3年ぶりの開催。しかし時が止まっ たような大平はいつもと変わらず私た ちを迎え入れてくれました。 薪で風呂を沸かしカマドでご飯を炊 く。夜は囲炉裏を囲んでの団らん。不 便な中でもみんなで協力し楽しみなが ら、昔の生活を体験しました。集落 活動の水路掃除と、OBで建築士の藤 本さん案内の建物見どころ紹介ツアー、 そして大平ならではの、のんびりとした 時間を過ごしました。夜は OB 吉川さん 持参の天体望遠鏡で土星や月の観察。 久しぶりの宿泊講座、OBも含めて 受講生の絆が深められた有意義な講座 になりました。 (T.S.)