柱はスギ120mm角。近在で新築後、現在地に移築された。玄関部分は、その際増築されている。三重の出し桁造り、その下に銅板葺きの下屋庇が四方を廻る重厚な造り。小屋組みは6段組みの和小屋組み。石場建ての基礎で、床高は720㎜とやや高い。空家期間があるが手入れは良好。

かつて肥料の販売や問屋を営んでいた家。主屋茶の間などの上部が梁現わしの吹き抜けとなっており、魅力的な梁組が見える。土蔵は、肥料関係の倉庫（土蔵１）、書庫（土蔵２）として利用されていた。

＜主屋＞座敷2間をL字型に広縁が囲むかたち。板戸や襖、障子、ガラス戸、書院窓等の建具、欄間も状態が良い。土台回り、石場建て根元部分に虫害あり。土地売却可。
＜蔵＞外周壁は140mm角の柱（スギ）が455㎜ピッチで配置。柱の間の落とし板は約30㎜厚。雨漏りわずかにあり。石場建て部分虫害あり。　蔵は終了しました。

大黒柱はヒノキ260㎜角、差し鴨居もヒノキ。構造は非常にしっかりとしており、傷みはない。土間には、南側と東側両方に出入口、間に3畳の部屋がある。敷地内の門なども引き取り可。

大黒柱は200mm角のケヤキ。他の柱にもケヤキやスギが使われている。地域の山野の木を利用した伝統的な民家。主屋（73.5坪）の他、離れ（10坪）、土蔵（24坪）、物置（10坪）がある。土地売却可。