

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。
2016年12月11日(日)
埼玉県蓮田市 参加:9名
民家再生技術部会
明治19年に建てられた民家の再生工事がついに完成し、見学会が行われました。瓦屋根の風情ある門をくぐると、目の前に土蔵と真新しい下見板張りの主屋が現れます。幾度かの増改築がなされている主屋は、今回の工事では単に快適性を追求するのではなく、先祖から続く歴史を極力残し活用することにこだわっています。限界耐力計算による伝統構法の軸組の保全、階段や竿縁天井、欄間や丸太梁など、丁寧に大切に再生されていました。
帰り道、裏通りへと回り、畑越しに「民家」を望むと100年以上前から変わらぬ風景がそこにありました。(友の会会員H.T.)
2016年12月10日(土)
福岡県福岡市博多区 参加:27名
九州沖縄地区
前半は、熊本県立大学環境共生学部教授の北原昭男先生より「熊本地震を受けて〜木造住宅の被害状況と対策について~」の講演。後半は、宮本繁雄さん(JMRA会員)、被災地熊本から田口太さん、コーディネーターの古川亮さん(JMRA会員)が交わり座談会。4者は震災前から顔を合わせる機会の多い仲ということで、いい意味でとても緩い、ざっくばらんな雰囲気。会場からの質問に応える形式で、土壁の補強の有効なやり方は?軟弱地盤はどうしたらいいか?など、かなり実情を垣間見られる興味深い話ばかり。まだ続きが聞きたい座談会でした。(正会員K.T.)
2016年12月4日(日)
東京都豊島区 自由学園明日館
参加:38名
1年の早さに驚きながら、自由学園明日館で迎えた最終講座と修了式。
最終講座では、15期の野崎林太郎さん、13期の曽我部広和さん、うららさんご夫妻、徳島神山塾に携わっている穴井裕介さんをお迎えし、セッション形式で三人三様の民家との関わりをお話しいただきました。
そのあとは、みんなの「やりたいこと」ワークショップ。みんなの想いの点を線にしようという試みです。
最後までスタッフと受講生が和気あいあいとした楽しい講座で、17期の学校は幕を閉じました。(友の会会員A.F.)
2015年9月5日(土)
埼玉県飯能市
参加:18名
以前「土」、「竹」をテーマに連続講座を企画し、今回は日本建築文化の根幹になる「木」を4回にわたって学んでいきます。
第1回は、「原木を知る」と題し、午前中は吾あが野の 原木市場を訪ね、材木の競りを見学。山積みの原木がどんどん競り落とされる瞬間の緊張感をリアルに体感することができました。
午後は岡部材木店へ移動して、植林地へ。樹齢80年ほどの大木のサワラやスギが立派に育っている。最後に間伐の実演で1本のスギを実際に切り倒してもらい、林業家がいかに大変かを実感しました。(友の会会員K.N.)