JMRAでは、どなたでも参加できるイベントを全国各地で企画、開催しています。
参加ご希望の方は各イベントの「申込先」に、イベント名、参加を希望する全員の氏名、住所、連絡先(電話、ファクス、メールアドレス、携帯電話番号など)を明記して、お申し込みください。
※定員に達した場合は、締切日前でも募集打ち切りとなる場合がありますのでご了承ください。
※民家再生見学会などは、建物の持ち主のご理解とご協力を得て行っています。ご配慮をお願いします。
いわゆる「古民家」の大半が、江戸や明治時代に建てられたものだとすれば、その百数十年目を揺らした「平成28年熊本地震」は最悪のタイミングでした。
大きな揺れは、木造建築として老朽化し、建物としての用途も変遷し、当然住まい手も変わっている現代において、昔のままに民家が存在することの意味そのものを揺さぶり、破壊していきました。
でも、全てではありませんでした。
被災後の混乱の中で、それでも使い続けたい、残していきたいと願う所有者や技術者、行政や市民が手を取り合って、少なからずの民家と暮らしを残しました。
そして7年が経過し、あの時経験したこと、考えたことを整理できるようになりました。
耐震化・不燃化が進む城下町で、人口が減少する在町で、さびしくなった農村で、それぞれの事情と希望を抱えながら、悪戦苦闘した日々の意味を、理解し共有できるようになりました。
9月30日から2日間にわたって全国のみなさんと熊本の復興と経験を共有したいと思います。
それはたぶん、大きな揺れが、またどこかの街や村を揺らしても、民家やその暮らしが再起するように、熊本から捧げる祈りのような気がします。
どうぞご参加ください。
※こちらからチラシをダウンロード できます。
<後援>
農林水産省、国土交通省、環境省、全国知事会、全国市長会、全国町村会、熊本県、熊本市、朝日新聞社、毎日新聞社
<お願い>
※必ず事前のお申込みが必要です。
日時 | 9月30日(土)13:30~17:00 (開場12:00~) |
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参加費 | 1,000円 ※事前振込 |
定員 | 150名 ※定員に達し次第締切 |
場所 | 早川倉庫(熊本市中央区万町2-4) |
民家再生の実績を顕彰し、広く社会に公表し、民家の保存・再生をいっそう広めることを目的として制定された「民家再生奨励賞」。今年受賞した民家と建築主さまと登録事業者の表彰式を行います。
「熊本城の復旧~ 7 年目の到達点」
熊本といえばまず思い浮かべる熊本城も、地震で天守閣をはじめ、全ての建物、石垣などが甚大な被害を受けました。被害状況と着々と進む現状「熊本城の復旧状況」について、熊本市熊本城総合事務所 復旧整備課 渡辺広樹さんにご説明いただきます。
伝統的な建物が残っている地点で、古い建物を残したいと個の力を中心に活動した地域からの報告です。その地域にあった活動にマニュアルはありません。模索しながら進むしかありません。登壇者からは、一般に報道されない地元ならではの話や、活動報告を聞くことができます。
【テーマ1】城下町の民家が揺れるとき(古町・新町地区)
〇冨士川一裕さん(㈱人間都市研究所代表取締役)
NPO 熊本まちなみトラスト事務局長。認定NPO 日本都市計画家協会理事。1951年熊本市生まれ。熊本大学大学院終了後、都市問題経営研究所を経て1986年高木冨士川計画事務所設立。九州各地のまちづくり都市計画に携わる。平成28年熊本地震の後は、熊本市新町古町地区の被災文化遺産復旧復興支援に専念。
【テーマ2】酒蔵がある町が揺れるとき(川尻地区)
〇古川保さん(JMRA 正会員、すまい塾古川設計室会長)
1947年佐賀県生まれ。1971年熊本大学工学部土木工学科卒業、1992年すまい塾古川設計室㈲設立。新築住宅建設や古民家再生を手掛けながら、歴史的な街並みを保存する活動も続けている。一級建築士、すまい塾古川設計室会長、職人集団「川尻六工匠」代表。著書『熊本地震による伝統的構法建築の「全壊」と「半壊」を直す』
【テーマ3】小さな農村の商店街が揺れるとき(小川町)
〇磯田節子さん(一級建築士事務所もやいデザイン工房代表)
元熊本高等専門学校教授。1950年熊本市生まれ。1998年一級建築士事務所もやいデザイン工房設立。2001年4月~2015年3月まで熊本高等専門学校建築社会デザイン工学科で教鞭をとる。2015年3月同校を定年退職。2016年から2020年熊本地震で被災した建築の修復支援。2020年7月から熊本7月豪雨で被災した人吉市にある登録文化財の2つの旅館の修復支援を行っている。
JMRA 会員の奇跡「希少な実例の報告」
事例1:解体してもあきらめないぞ
~解体やむなしの建物ファザードを個人博物館に移動
宮野桂輔さん(JMRA 正会員、新古今社)
事例2:傾いてもあきらめないぞ
~ほぼ倒壊からの再生
田口太さん(JMRA 正会員、田口技建)
事例3:公共空間もあきらめないぞ
~80畳の大広間をそのまま残す
古川亮さん(JMRA 正会員、すまい塾古川設計室)
事例4:動いたってあきらめないぞ
~80㎝移動の石場建てを基に戻す
古川保さん(JMRA 正会員、すまい塾古川設計室)
日時 | 9月30日(土)12:00~13:30(予定) |
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参加費 | 無料 ※お申込み不要 |
場所 | 早川倉庫(熊本市中央区万町2-4)会場入口 |
民家再生に関するパネル展示と無料の民家再生相談会を開催します。また、熊本地震直後の応援活動を記録したパネルや、民家の曳家がよくわかる(一社)日本曳家協会によるパネルの展示をします。 ※写真はイメージです。
会場 | 壱之倉庫(熊本市中央区南坪井町2-8) |
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時間 | 18:30~20:30 |
参加費 | 6,000 円 ※事前振込 |
定員 | 60 名 ※定員に達し次第締切 |
「新町・古町町屋研究会」の案内で、熊本城の城下町に点在する町屋、町並みを、唐人町通りを中心に散策します。
場所 | 熊本市中央区新町・古町地区 |
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時間 | 10:00~12:30 |
参加費 | 1,500 円 ※事前振込 |
定員 | 30 名 ※定員に達し次第締切 |
シンポジウムで報告のある川尻公会堂、酒蔵・瑞鷹をはじめ、古材・建具のストック場、再生された民家を見学します。
場所 | 熊本市南区川尻界隈 |
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時間 | 10:00~12:30 |
参加費 | 1,500 円 ※事前振込 |
定員 | 30 名 ※定員に達し次第締切 |
参加者一名ごとに、こちらのフォームよりお申込みください。
グーグルフォームをお使いにならない場合は、「お問い合わせフォーム」(https://minka.or.jp/web/form/inquiry)からお申込みください。
「イベント申し込み(event name)」には「民家F2023熊本」、「その他お問い合わせ/連絡欄」に
① 申し込み1:シンポジウム 参加・不参加
② 申し込み2:懇親会 参加・不参加
③ 申し込み3:オプショナルツアー 参加・不参加
※参加の場合、Aコース(新町・古町コース)・B(川尻コース)どちらかをご記入ください。
※「民家フォーラム2023熊本」チラシをダウンロードできます。
プリントしてFAXでもお申込みいただけます。(JMRA事務局FAX03-5216-3542へ)
※宿泊は各自にてお手配をお願いいたします。 ※民家再生に関するパネル展示と民家再生相談会は無料・お申込みは不要です。
参加費は9/15(金)までに郵便振替にてご入金ください。9月以降に、ご入金をいただいた方から順次チケットおよびご案内をお送りします。
お振込先 | 郵便振替:00190-0-396443 特定非営利活動法人 日本民家再生協会 ※通信欄等に「民家フォーラム」または「F2023」とご記入ください。 ※締切日までにご入金が無い場合にはキャンセルとみなし、キャンセル待ちの方へご連絡をさせていただきます。 ※ご入金後、入金確認の返信を受け取っていない方はご連絡ください。(事務局) |
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締め切り | 9/15(金) ※シンポジウム、オプショナルツアーとも、定員に達した場合、締め切り日前に締め切りとなることがあります。 |
キャンセルについて | キャンセルの場合は必ずご連絡ください。締め切り日以降はキャンセル料が発生します。 |
民家フォーラムは、私たちの目的である「民家を次代に引き継ぐ」活動の大きな柱の一つです。毎年、各地にて、その地に合ったさまざまなテーマを掲げて開催しています。
私たちは、この民家フォーラムの成功を目指し、フォーラム開催地の実行委員が中心となり、JMRA全体が一丸となって準備を進めています。
その開催については、JMRA会員のみなさまからの民家誌掲載の協賛広告や民家フォーラムへの寄付が大きな支えです。民家フォーラムの成功には皆さまのお力が必要です。ぜひ、ご支援をお願いします。
民家フォーラムを成功させるために。寄附という形でも一緒に参加をお願いします!
〇民家フォーラム2023熊本への寄付の振込先は。。。
郵便振替:00190-0-396443 特定非営利活動法人 日本民家再生協会
銀行振込:みずほ銀行 麹町支店 普通預金No.1783193
振込依頼人名の前に「FK」を入れるか、通信欄などに「民家フォーラムに寄付(FK)」とご記入ください。