イベント報告 イベント報告」

イベント報告

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

  • 滋賀/五個荘金堂地区と 近江商人屋敷見学

    2016年10月16日(日)
    滋賀県東近江市 参加:12名
    近畿地区運営委員会

     晴天にも恵まれ、水路や舟板塀、土蔵、白壁、カワト(川面に通じる階段)のある五個荘金堂の町並みを興味深く見学することができました。五個荘商人の本宅では、内部の空間と共に座敷から見える庭がとても映えていました。細部の設えからも近江商人の思想と生活を垣間見ることができました。また、近江商人の旧家を再生したMさん宅をご厚意で見学させていただきました。積極的に説明してくださるMさんのお言葉と姿勢に、住まいと生活に対する愛着と楽しさを感じました。民家再生や民家での生活を楽しみながら行うおおらかな姿勢は、とても大切だと思います。(友の会会員M.Y.)

  • 佐賀/ 酒井田柿右衛門邸 見学会

    2016年10月10日(月・祝)
    佐賀県西松浦郡有田町 参加:64名
    九州沖縄地区運営委員会

     有田焼の窯元、酒井田柿右衛門邸の主屋(築250年)の修復工事が完成し、見学会が行われた。修復を担当した夢木香の松尾進さん(JMRA会員)による説明があった。湿気を防ぐため一部布基礎としたが、大部分は元の石場立て。柱の根継ぎは伝統工法を用い、金物は一切使用していない。建物の半分は元の姿に修復、倉庫として使われていた半分は住空間として再生。「建具は特殊なサイズが必要だったが、たまたま別のお宅で不要になった建具がぴたりと収まり、これも縁というものかと感じた」という松尾さんの話が印象的だった。(友の会会員H.T.)

  • 東京/〈民家の学校〉 民家に関わる

    2016年10月10日(月・祝)
    東京都西多摩郡檜原村
    参加:35名

     東京の秘境ともいうべき檜原村湯久保集落で、民家再生の現場に関わる体験講座が開催されました。この集落の「カシャクボの家」では、ワークショップ形式で、主に地元の材料を使いつつ、いろいろな人が関わり民家の再生を行っています。今回は、土壁の材料となる土を素足で捏ね、バイオトイレの荒壁塗りを行いました。また、イノシシに掘られた床下地盤の土埋めでは周辺の土を運び、即席のたこで土固めを行い、さらに、地元の方に昔ながらの縄結いの指導を受けるなど、民家にいろいろな人が関わり、一歩一歩再生していくという貴重な体験になりました。(友の会会員T.K.)

  • 神奈川 /〈民家の学校 オープンスクール〉 川崎市立日本民家園見学

    2016年9月25日(日)
    神奈川県川崎市
    参加:35名

     リピーターがいるという噂の日本民家園見学に、やっと参加してきました。今回は17~18世紀に建てられた家を中心に見学。安田徹也さんによる解説は、その家の細かな特徴や移築時の背景、家園が設立されるに至った経緯など、なかなかマニアックで興味深い説明ばかり。ファンがいるということに大いに納得する内容でした。農村歌舞伎の舞台や奈落も見学。気持ちのいい縁側での記念撮影。囲炉裏に火の灯る古民家を堪能できました。1回では周りきれないことを実感し、また訪れようと思う講座でした。(友の会会員H.I.)

  • 静岡 /〈民家の学校〉 民家と森

    2016年9月18日(日)~19日(月・祝)
    静岡県浜松市天竜区
    参加:36名

     民家を構成する木材がどうやって生まれるのか。今回は、林業について学ぶ17期生最後の合宿講座です。初日はあいにくの雨模様で、伐採体験は中止となりましたが、水窪祭りの見学に始まり、月齢伐採や葉枯らし天然乾燥の最高品質木材を供給する榊原さんにお話をうかがうことができました。2日目は、天竜区の山主である守屋さんを訪ね、山と共に生きることについて学び、天然乾燥材の製材所であるTSドライで、丸太から柱や板材になるまでの工程を見学させていただきました。受講生は林業の現状や未来への可能性に触れることができたのではないでしょうか。(Y.H.)