イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。
2016年12月10日(土)
福岡県福岡市博多区 参加:27名
九州沖縄地区
前半は、熊本県立大学環境共生学部教授の北原昭男先生より「熊本地震を受けて〜木造住宅の被害状況と対策について~」の講演。後半は、宮本繁雄さん(JMRA会員)、被災地熊本から田口太さん、コーディネーターの古川亮さん(JMRA会員)が交わり座談会。4者は震災前から顔を合わせる機会の多い仲ということで、いい意味でとても緩い、ざっくばらんな雰囲気。会場からの質問に応える形式で、土壁の補強の有効なやり方は?軟弱地盤はどうしたらいいか?など、かなり実情を垣間見られる興味深い話ばかり。まだ続きが聞きたい座談会でした。(正会員K.T.)
2016年12月4日(日)
東京都豊島区 自由学園明日館
参加:38名
1年の早さに驚きながら、自由学園明日館で迎えた最終講座と修了式。
最終講座では、15期の野崎林太郎さん、13期の曽我部広和さん、うららさんご夫妻、徳島神山塾に携わっている穴井裕介さんをお迎えし、セッション形式で三人三様の民家との関わりをお話しいただきました。
そのあとは、みんなの「やりたいこと」ワークショップ。みんなの想いの点を線にしようという試みです。
最後までスタッフと受講生が和気あいあいとした楽しい講座で、17期の学校は幕を閉じました。(友の会会員A.F.)
2016年12月1日(木)
千葉県千葉市緑区 参加:18名
民家再生技術部会
築143年、50坪の大屋根構造の民家再生現場で、ほぼ完成見学会でした。同敷地には現在でも長屋門が建つ上層農家です。設計は西本建築事務所・施工は保川建設(ともにJMRA会員)で、主に設計者からの説明がありました。本体は曳家をしたうえで地盤の柱状改良をし、べた基礎を打ち、躯体を戻すという理想的な民家再生でした。間仕切位置を変え、床書院を移設するなど、随所に高い技術力を感じさせる仕上げになっていました。鉄板瓦カバーの茅葺屋根は撤去して和小屋組を残して和瓦2段葺き、外壁は漆喰塗で雨がかりは下見板張りとコントラストの美しい建物となっていました。(正会員M.U.)
2016年11月26日(土)
群馬県安中市 参加:12名
民家再生推進委員会
安中市にある古民家を巡るツアーに参加しました。残存する伝統的な養蚕民家は、切妻屋根で、いわゆる「いぶし飼い」(蚕室内に火を起こして煙で充満させる)のための排煙機能をもつ突出部があり、前面ファサードは連続した精巧な木造の建具が特徴の建物でした。ツアー最後には、養蚕民家を活用し、自らのライフスタイルに順応させた暮らしを実践されている方を訪問。今後の空き家問題や生活の仕方の可能性を見直す、よい機会を得られました。初参加でしたが、親切な皆さまに恵まれ、有意義な一日を過ごせたことに感謝しております。(K.I.)
2016年11月6日(日)
埼玉県秩父市大滝
参加:35名
訪れたのは秩父地方最奥の山里にある栃本地区。地元の方々から一人ひとりに手作りのお手玉の贈り物。色とりどりの絵柄に懐かしさと温かみを感じました。急斜面を登りついた栃本会館では農業・狩猟・炭焼きなど山里の暮らしや歴史のお話、地域おこし協力隊を経て昨年空き古民家に移住された方の体験談、急斜面を開墾しブドウ栽培をはじめたグループの活動報告、などを通じて地域への思いをうかがいました。昼食の熊汁とつきたての栃餅がおいしく、山の恵みとおもてなしの心に感謝。秋晴れの空のもと往還道をたどり山々の紅葉を愛で、移住後の古民家やブドウ畑も見学させていただくなど、充実した1日となりました。(友の会会員I.M.)