

JMRA登録事業者が設計・施工した民家再生事例を紹介します。
正面を入母屋造、背面を切妻造とした町家。江戸時代の造り酒屋の様子を今に伝える。1階の一部を展示室、2階をブックカフェとした。改修にあたっては、地域の素材である杉板張りにするなど、雰囲気を壊さない自然素材の空間作りを提案した。主屋と土蔵は国登録有形文化財に指定されている。
再生前は茅葺きのくど造りの家。葺き手の減少による維持管理の心配から瓦屋根には変わったが、骨太の木組みや、長い年月で燻された柱や梁の独自の風合いはそのまま生かした。家を分断していた土間を板張りにし、高齢者にも住みやすく再生された。
JMRA登録事業者が自分のために移築再生した民家。当初は持ち主から「こんなボロ家を?」と言われていた。大黒柱を中心に敷居鴨居の場所を利用し平面計画。床下は高基礎に屋根裏は着色OSBで茅葺きの雰囲気を残した。コツコツと手造りをし、趣きのある大人の隠れ家へと再生された。
数年は住む人が無く放置されていた家。押入れの結露対策、床下の湿気対策、小屋裏の喚起対策を行い、過ごしやすい空間に。西側の囲炉裏があった茶の間部分は店舗に改装し、炭火カウンターはお店のシンボルとなった。