イベント報告」 イベント報告

イベント報告(九州・沖縄地区)

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

  • 福岡 /〈九州民家塾〉 みんなでやってみよう! 畳の手縫いワークショップ

    2018年6月17日(日)
    福岡県宗像市
    参加:30名

     ワークショップでは、畳職人の佐野畳店3代目店主佐野典久さんを講師にお招きし、普段は見ることのできない採寸、カット、表張り、縁付けの工程に実演を交えて、レクチャーしていただきました。一部、参加者も体験させていただき、針を通す作業などに「難しい!」という声が上がっていました。午後からは、畳職人の笠大祐さんから教わりながら、各自が思い思いに、オリジナルミニ畳を製作しました。自分でやってみることで、講師のお二方の何気ない動きも、美しく、丈夫に仕上げるために、理由があることに気づかされました。(正会員H.M.)

  • 福岡 /〈九州民家宿〉 再生民家見学会 in 古賀

    2017年12月10日(日)
    福岡県古賀市 参加:47名
    九州・沖縄地区運営委員会

    築100年を超える民家の再生見学会が行われました。先の世代たちが永く住まうことのできる仕様と耐震性を保つことが、再生のテーマでした。
    以前は解体して、建て直したいと思っていたそうですが、愛着ある家を再生することを決意されたとのこと。
    建て主はずっと面倒をみてもらえるよう、若い大工職人たちに施工を頼みました。建て主のアルバムの中の家が、形を変えながらも生き続けていることが印象的でした。
    午後からはJMRAの今後の活動について座談会を行いました。(正会員H.Y.)

  • 福岡/〈九州民家塾〉 現地再生民家見学 in 和白

    2017年11月5日(日)
    福岡県福岡市東区 参加:47名
    九州・沖縄地区運営委員会

     最初に設計施工を担当した建築工房悠山想宮本繁雄さん(JMRA登録事業者)が日本の民家に関する解説や工事の概要を説明、その後内部を見学しました。現地再生した2棟のうち、長屋門は若世帯の住まい(次世代空気集熱式パッシブソーラーシステム「そよ風」と薪ストーブを採用)、主屋は親世帯の住まい(古材の大梁や古建具を活かした住空間の再生と床暖房設備を採用)と、それぞれの特色を見比べることができました。
     当日は入会申し込みもあり、学生などの参加も増えて今後の活動もより活性化していきそうです。(N.S.)

  • 大分/〈九州民家塾〉 現地再生民家 「遊志庵」をたずねる

    2017年9月23日(土・祝)
    大分県佐伯市 参加:33名
    九州・沖縄地区運営委員会

     江戸時代末期の古民家を現地再生した「遊志庵」を訪ねました。施主である岩佐礼子さん(JMRA 会員)は大学院で研究したことを実践すべく、地域づくりの活動拠点として30年近く空き家となっていた祖父の生家に巡り合い「遊志庵」と名付けました。第一部は岩佐さんから工事中のワークショップや、完成後のイベントの様子の説明があり、第二部は設計をしたすまい塾古川設計室の古川保さん(JMRA登録事業者)による再生ポイントの解説がありました。その後の交流会にも多くの方が参加して大いに盛り上がりました。(正会員E.W.)

  • 福岡/〈九州民家塾〉 再生蔵見学会 in 志免 ~江戸時代の技術と最新技術の融合~

    2017年7月30日(日)
    福岡県糟屋郡 参加:36名
    九州・沖縄地区運営委員会

     豪雪地帯福井県美山町から土蔵を移築し、遠赤外線を使って温度をコントロールする「光冷暖システムの技術」を取り入れた民家再生のモデルルームを見学しました。もともとの建物は江戸時代末期から180年経ており、豪雪の重み耐えるようにケヤキの大梁と柱や他の部材は湿気に強いクリの木が使われているそうです。室内に入ると光冷暖漆喰と石川産の漆で、クリの古材が妙にマッチした落ち着ける空間でした。
     先人の知恵と地球環境にやさしい最新技術を生かした民家再生について学ぶことができました。(友の会N.M.)