

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。
中国南部の民家
―日本の住まいの源流 2―
2020年11月29日(日)
参加:オンライン 69名 民家再生技術部会
第2回は揚子江流域の生活を漢民族に追われた、頓トン族と苗ミャオ族の習俗と建築を中心に勉強しました。数十年前に実際に現地入りし、生活を共にした講師ならではの視点と、現在までの研究成果で、いわゆる「原風景」をとらえての解説です。いま再度、取材しようとしても「近代化」の流れの中で、とても難しい状況でしょう。頓族の広葉杉との共生、高床式住居の木床上での直火使用の火災リスク、くつ脱ぎ文化などを記憶にとどめました。 (友の会会員H.H.)
朝鮮半島と中国北部の民家
―日本の住まいの源流 1―
2020年10月18日(日)
参加:オンライン 80名
民家再生技術部会
コロナ禍でこれまでのNPO活動が見直される中、全国に会員がいるJMRAらしい連続講座の始まりでした。安藤邦廣先生の豊富な知識と、日本の住まいの源流を朝鮮半島と中国北部に見るという視点はとても興味深い内容でした。モニター越しに見る多くの画像や図と説明を聴講していると、いつの間にか、大学の教室にいるような錯覚を覚えました。リモート講座もスタッフの方々のがんばりで、大成功。感謝です。 (正会員N.S.)
2019年9月28日(土)
埼玉県比企郡川島町 参加:27名
民家再生技術部会
ずっと憧れていた遠山記念館に行ってきました。以前、埼玉県県民生活部文化振興課が発行した冊子、『見て・知って・好きになる!埼玉モダンたてもの散歩』の最初に紹介されていたのがこの建物でした。埼玉一の名建築と言っても過言ではないこの建物は、部屋ごとの細かな装飾、庭園等が心地よい空間を創り出していました。1階の和室、2階のアールデコ調の洋室などが、我々一般人以外にも、建築士、職人、芸術家の方々などをも魅了する、不思議な力を持った大変見ごたえのあるところでした。(正会員T.K.)
2019年3月3日(日)
神奈川県川崎市宮前区 参加:70名
民家再生技術部会
明治12年築の雄大な養蚕農家が、山梨県笛吹市から川崎市の丘陵地に引き継がれました。元の姿をできるだけ損なわず、現代の住まいの性能もないがしろにせず、時間と手間を惜しまず、知恵と技術を尽くして再生された空間。1階の床暖房と屋根の断熱材だけで、土壁の家はほんのりした暖かさ。雨天にもかかわらず大勢の人が訪れ、桃の節句の部屋飾りも華やかなハレの日の民家を思い思いに体験しました。再生に関わった方々のご苦労とチャレンジ、仕口のお話などを映像を交えて伺い、最後は桜餅をいただきました。(友の会会員K.N.)
2018年12月15日(土)
神奈川県小田原市 参加:19名
民家再生技術部会
JMRAの街歩きはきちんと解説の方が付き、深くその街を知ることができるので、大変楽しいものです。
今回も地元の観光協会の方がガイドしてくださいました。たくさん見学した建物のなかで特に印象に残ったものは、松永記念館と小田原文学館です。松永記念館は、お茶のための部屋がいくつもあり、一つひとつがこだわりの深いものでした。小田原文学館は庭も含めた建物が、とても気品に満ちたもので羨ましかったです。小田原の観光に対する熱意を堪能できた充実した一日となりました。(正会員T.K.)