イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。
2017年7月30日(日)
東京都府中市 参加:4名
むさし民家の会
古民家「結の家」で、むさし民家の会によるミ二・コンサートが開催され、明治・大正時代に民衆に広まった「演歌」のルーツの解説とギター演奏がありました(長尾敏博氏)。それとケーナの童謡・歌謡曲も演奏されました(久保田真理子氏)。ここでいう「演歌」とは、明治時代の民権運動が起源で、街頭で演説に節をつけ歌われ、その後、庶民側に立って風刺・史実の伝承として歌われたようです。また「新編武蔵国歴史風土記」が参加者に配布され意義あるイべントでした。(友の会会員T.U.)
2017年7月30日(日)
福岡県糟屋郡 参加:36名
九州・沖縄地区運営委員会
豪雪地帯福井県美山町から土蔵を移築し、遠赤外線を使って温度をコントロールする「光冷暖システムの技術」を取り入れた民家再生のモデルルームを見学しました。もともとの建物は江戸時代末期から180年経ており、豪雪の重み耐えるようにケヤキの大梁と柱や他の部材は湿気に強いクリの木が使われているそうです。室内に入ると光冷暖漆喰と石川産の漆で、クリの古材が妙にマッチした落ち着ける空間でした。
先人の知恵と地球環境にやさしい最新技術を生かした民家再生について学ぶことができました。(友の会N.M.)
2017年7月15日(土)~17日(月・祝)
長野県飯田市大平宿
参加:35名
疑似家族誕生@大平宿~そして、その先へ
いろりの里 大平宿での合宿は、新しい家族誕生の場でもありました。
受講生から一家となった8名全員が役割意識をもち、発言し、行動し、家族の結束を高めた合宿。
そこでは、各人各様の役割がつながりを強め、家族のカタチが生まれました。
電気・ガスのない原始の生活の中で、苦労して起こした火は、家が息づき、命を復活する最初の行事でもあります。
火の力、家の役割、人の輪……何か今まで忘れていた大事なものを思い出す旅でもありました。(友の会会員Y.M.)
2017年7月2日(日)
東京都東久留米市
参加:22名
炎天下の暑さを和らげる豊かな緑の下で実施された本講座は、参加者一同が汗だくになりながら火おこしに挑戦し続けました。講師の岩城先生の火おこし愛が伝わる講話と実演を経て、もう「火をおこすしかない」という気持ちで臨みましたが、火おこしの世界は甘くありません。同日実施された検定試験で、私は4級不合格という結果でした。
それはさておき、古代発火法という太古から続いてきた生活の一部に触れることで、まさに人間としての営みを感じることができ、汗もどこか爽やかで、大変実り多い講座でした。(友の会会員S.S.)
2017年6月17日(土)、24日(土)
東京都新宿区 参加:30名
民家再生技術部会
伝統工法を用いた古民家の構造計算法として最も適していると言われる限界耐力計算について、伝統工法の耐震補強に使われる仕口ダンパーのメーカー「アンデン東京」の水津氏を講師に迎えて、1回目に計算法の解説、2回目は計算ソフトの入力方法についてお話しいただきました。
構造設計者でも難しいとされる限界耐力計算の実際ということで、高度な専門的内容ではありましたが、民家再生の設計をする上では有意義な講座でした。
終了後の懇親会、水津氏によるなめくじの話題で盛り上がった話は、またの機会に。(正会員Y.A.)