イベント報告」 イベント報告

イベント報告(山梨)

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

  • 山梨/<民家再生ワークショップⅢ期⑥>三階床張り/Ⅲ期総括

    情報誌『民家』132号

    2024年10月19日㈯-20日(日)
    山梨県山梨市 参加:21名
    民家お助け隊

     3年目の締めくくりは来年度へつなげていくワークとなりました。
     会員宅のペチカ見学、三富の古民家では「オンドル」作りのための床用プレキャスト板の耐火性能の検証、3階の元蚕場の床張り作業、本年度の総括生事例の講演など盛りだくさん。
     それぞれのスキルや、やれる事やりたい事をもって能動的に動く参加者は、この家の住人かのような意識をもって修復に携わっている。そんな3年目を終えました。 (H.A.)

    情報誌『民家』132号
  • 山梨/<民家再生ワークショップⅢ期⑤>床下オンドル・ペチカの試作実験

    情報誌『民家』132号

    2024年9月21日㈯-22日(日)
    山梨県山梨市 参加:22名
    民家お助け隊

     冬季は零下10℃以下になる古民家の暖房装置として、韓国式床下オンドルの設置を計画。今回のテーマは床下オンドルの試作です。初日に大沢講師があらかじめ調査したオンドルの構造を説明、耐火テストなどは次回にお預けです。続いて、板の間は床下からの湿気で床板が反り返り、これを元に戻すためにビニールを床下に張り詰め湿気を遮断します。部屋を区切る敷居と鴨居を取り除くと大きな続き空間が出現、皆は大歓声でした。床下の空間に体を滑り込ませたビニール張り作業など、今では作業も早くでき、達成感に満ちた楽しい経験でした。 (T.M.)

    情報誌『民家』132号
  • 山梨/<民家再生ワークショップⅢ期②>雨落ち排水工事

    情報誌『民家』131号

    2024年6月15日(土)、16日(日)
    山梨県山梨市 参加:16名
    民家お助け隊

     6月のワークショップでは、母屋の床下に雨水が流れ込まないように排水溝を整備する作業と、前回からの床張り作業を並行して行いました。傾いてしまっていた床下に雨水が流れ込み、木材を腐らせる原因となっていたため、母屋の脇に雨落ちの排水溝を掘り、裏手の川へ流そうという作戦です。暑い中での土掘り作業は大変でしたが、水をうまく逃がせる見込みが立ちました。床張りもそろそろ大詰めです。
     お昼にはバーベキューやほうとうを楽しみ、充実した2日間を過ごしました。 (I.F.)

    情報誌『民家』131号
  • 山梨/<民家再生ワークショップⅢ期③>雨落ち排水工事2

    情報誌『民家』131号

    2024年7月20日(土)、21日(日)
    山梨県山梨市 参加:18名
    民家お助け隊

     

     7月のワークショップでは、6月に行った排水溝工事の続きを行いました。排水溝となる溝部分に水が浸透しなく なるための炭を引き、水が通るプラスチック性の排水管を置き、通気性をよくするための藁を敷き詰め、砂利をかぶせました。その工夫により家屋周の雨水を川に流し出す排水溝が無事完成しました。
     そして8月に民家に訪れる子どもたちが川で遊べるように、昔ながらの手作業による山道の舗装工事を行いました。 (Y.I.)

    情報誌『民家』131号
  • 山梨/<民家再生ワークショップⅢ期④>木小屋の引き起こし工事

    情報誌『民家』131号

    2024年8月17日(土)、18日(日)
    山梨県山梨市 参加:21名
    民家お助け隊

     第4回のワークショップは、傾いた2階建ての木小屋を正常な状態に戻す作業でした。
     数十年前までは厠だった木小屋を、堅牢な石造の肥溜を活かし、川風が心地よいサウナとして生まれ変わらせる計画とのこと。まずは小屋を覆うトタンを外して傾きを計測、建物の構造の説明と作業の概要を伺い、作業は受講生主体に進んでいきました。
     失敗や何気ない問いから新たな講座が始まる。時々寄り道しながら「学ぶ」「体感する」が充足される貴重な時間でした。 (A.I.)

    情報誌『民家』131号