

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。
2025年2月8日(土)
神奈川県逗子市 参加:30名
民家再生技術部会
逗子駅からほど近い山裾に建つ「旧本多邸」の居間で講座スタート。東京科学大学の木津先生による「久米式耐震木骨構造に見られる久米権九朗の思想」の講話、久米設計の渡邊さんによる改修工事のお話に続き、建物内外を案内していただきました。
震災経験を踏まえ、住宅に求められる性能を満たす斬新なアイデアを生み出し、普及のために人脈やメディアまで駆使した権九朗の魅力と共に、近代化を目指す昭和初期という時代のうねりを感じました。 (T.M.)
2024年11月23日㈯
神奈川県鎌倉市
参加:21名(講師含む)
秋晴れの鎌倉、観光客であふれる若は静かにありました。
老朽化の進んだ建物の改修をした棟梁と茶亭の管理運営する方のお話を伺い見学をしました。過去の職人から未来へ繋ぐ職人の技や想い、この茶亭を人の集まる場所にしたいという所有者の想いなど、建築物の素晴らしさだけでなく守り継ぐ人々の想いにも触れる講座となりました。
最後に庭の花木や茅葺屋根の芝棟に生えるイチハツにも大佛次郎の好きだった風景を感じながら茶亭を後にしました(S.S.)
2024年10月5日㈯
神奈川県葉山市
参加:23名(講師2名)
かーん、かーん。雨音に混じって谷戸に響く手斧のリズミカルな音。長く日本の大工普請を支えてきた手道具による仕事が今では珍しくなる中、名取洋氏・西野等氏お二人(民家の学校OB)を講師に招いた講座です。生憎の雨模様でしたが多くの方に手斧、大鋸、鉞まさかり、槍鉋を手に取った作業を体験してもらいました。講師のような“刃捌き”は難しくとも、古民家で見た梁や柱のあの温もりが、こうした手作業を通じて生まれたものであることを感じることができました。昼食時はプロの料理人でもあった名取氏による薪窯で焼いたピザも提供され、大変好評でした。 (J.A.)
2023年11月19日㈰
神奈川県茅ヶ崎市 参加:29名
民家の学校
熊澤酒造は敷地内に酒蔵や古民家を再生活用したレストランやカフェ、パン屋、ギャラリー&ショップが小さな 街のように配されていて、何度も訪れたくなる人気の場所です。今回は六代目熊澤茂吉社長に敷地内の店舗をご案 内していただき、設計や施工の際の工夫から、実業家で美術品蒐集家の菅原通済邸を移築した時の苦労話などフラ ンクにお話ししていただきました。
社長の卓越したセンスとアイデアで古い物を生き返らせる才能に感服しつつ、古民家再生のための新しいヒント をたくさんいただいた実りの多い1日でした。 (T.O.)