イベント報告」 イベント報告

イベント報告(東京)

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

  • 東京/レトロな昭和のビルで蓄音機演奏を楽しむ夕べ

    情報誌『民家』133号

    2024年12月14日㈯
    東京都渋谷区 参加:22名
    国際交流部会

     絵画の飾られた階段を上がり、幸運の取っ手を押し開いた先の趣きのある内装の空間にて、佐藤おやびんの珠玉のコレクションより味わい深い音色が、蓄音機から響き渡りました。
     蓄音機の構造やレコードの素材、某レーベルの名前などを交えながらの交流に、録音当時の様子に想いを馳せながら聴き入りました。
     季節柄のクリスマスソングや10代とは思えない美空ひばりの歌声に感嘆しつつ、楽しいひと時を過ごさせていただきました。 (H.I)

    情報誌『民家』133号
  • 東京/<民家の学校>修了式

    情報誌『民家』133号

    2024年12月1日(日)
    東京都豊島区 自由学園明日館
    参加:40名(スタッフ含む)

     午前は「民家と自然災害」をテーマに、被災民家の復興に関わってきた設計士の柿本美樹枝氏の講義。民家の活用にあたり、自然災害との向き合い方を考えるきっかけになればと講座に組み込みました。次世代への継承には、頼れる地元工務店を見つけておくなどの“事前準備”が重要だというお話も。午後は「民家を住み継ぐ」と題し、浜松の山林家の屋敷を購入・移住された三須克文氏、山梨の民家を移築再生された柴原碧氏のトーク。“古材を使い新築”、“元の姿を活かし修繕のみ”など「住み継ぐ」手法はさまざま。この1年をきっかけに今後も考えを深めていってください!
    (講座リーダー N.M.)

    情報誌『民家』133号
  • 東京/近現代イギリス商業建築と都市文化を学ぶ

    情報誌『民家』133号

    2025年2月15日(土)
    東京都千代田区 参加:12名
    国際交流部会

     橋本吉史さんにご自身の研究成果を惜しげもなくご披露いただきました。橋本さんは、古地図を用いて都市構造の変遷を調査し分析を行われています。
     特に私が興味深かったのは、火災保険会社が作った地図が建物構造を明確に分けて表現していることや、ロンドン・パリ・ニューヨークの三都市の百貨店では空間構成の発想が明確に違っている点などでした。
     お話が終わってから早速、冬眠していた時系列のレイヤーで古地図を重ねるスマホのアプリを起動させました。(S.S.)

    情報誌『民家』133号
  • 東京/<民家の学校⑤>森と暮らしのつながり

    情報誌『民家』132号

    2024年11月2日㈯〜3日㈪
    東京都あきる野市、桧原村
    参加:受講生28名(スタッフ・OBを含む)

     これまでの講座の集大成となる森林講座は大雨の予報でしたが、見事に吹き飛ばした2日間でした。中嶋材木店ではスタッフも初めて見たという丸太の皮むきを間近で見学し、大きな乾燥釜やレーザーで検品をする機械について、音とスギやヒノキの香りと共に学びました。東京チェンソーズでは、まさに山登りのような道中と講話を通して「未来のある林業」を実感。頂上から見えた新宿はまるで蜃気楼のようでした。宿泊した「山荘 鉢の木」も内装に多摩産材をふんだんに使った建物で、ここもまた一興でした。 (M.T.)

    情報誌『民家』132号
  • 東京/「屋根漆喰」~瓦屋根を守り彩る漆喰の機能と意匠~

    情報誌『民家』130号

    2024年5月19日㈰
    東京都江戸川区 参加:22名
    民家再生技術部会

     会場の一之江名主屋敷は名主であった田沼家の茅葺き屋敷です。敷地2000坪、建物はL字型平面で80坪。囲炉裏には火が入っていました。  会場見学後は、屋根漆喰のお話を講師の白石博一氏、木村謙一氏から伺いました。各地方の屋根漆喰を写真パネルで説明いただきました。  屋根漆喰の役割は丸瓦と平瓦、ぐし(棟)と瓦の隙間を埋める役割である。経験から漆喰20kgに対し海苔2kg調合する。海苔が少ないと数年でぼろぼろになる話が印象に残りました。(H.T.)

    情報誌『民家』130号