イベント報告」 イベント報告

イベント報告(東京)

イベントやセミナーに参加したJMRA会員の投稿コーナーです。

  • 東京/「屋根漆喰」~瓦屋根を守り彩る漆喰の機能と意匠~

    情報誌『民家』130号

    2024年5月19日㈰
    東京都江戸川区 参加:22名
    民家再生技術部会

     会場の一之江名主屋敷は名主であった田沼家の茅葺き屋敷です。敷地2000坪、建物はL字型平面で80坪。囲炉裏には火が入っていました。  会場見学後は、屋根漆喰のお話を講師の白石博一氏、木村謙一氏から伺いました。各地方の屋根漆喰を写真パネルで説明いただきました。  屋根漆喰の役割は丸瓦と平瓦、ぐし(棟)と瓦の隙間を埋める役割である。経験から漆喰20kgに対し海苔2kg調合する。海苔が少ないと数年でぼろぼろになる話が印象に残りました。(H.T.)

    情報誌『民家』130号
  • 東京/<民家の学校①>入学式

    情報誌『民家』130号

    2024年4月7日㈰
    東京都練馬区 けやきの森の季楽堂
    参加:受講生26名

     入学式は、民家の学校の導入編にふさわしく、東京都練馬区にある築150年あまりの古民家をリノベーションした「けやきの森の季楽堂」で開催されました。
     ここでは民家の基礎知識として歴史や構造を学ぶことはもちろんですが、自己紹介から始まり、民家の模型作りや屋敷林散策などの体験を通して、年齢や性別、生活環境や応募した動機の異なる受講生同士が仲間として打ち解けて、これからの講座がより楽しくなりそうな予感のするものとなりました。(T.H.)

    情報誌『民家』130号
  • 東京/<民家の学校⑥>修了式

    情報誌『民家』129号

    2023年12月3日
    東京都豊島区 自由学園 明日館
    参加:受講生23名

     今期最後の締めくくりとなる修了式講座では、建築家の相子芳也氏による古民家再生の実例紹介から現状の問題点等の解説を含めた総合的な内容の講義とともに、民家の学校の卒業後の活動について、 OB・OGの方々から具体的なお話を伺いました。最後に、今までの講座の振り返りを経て、各自学んだことやこれから行いたいことを1人ずつ発表し、現在の思いを共有しました。今期のテーマである「つなぐ」にちなみ、受講生の今後の活動の羅針盤となるような内容となりました。(N.N.)

    情報誌『民家』129号
  • 東京/日本庭園の歴史と空間構成を学び名園を体験する<六義園と旧古河庭園の見学>

    情報誌『民家』129号

    2023年11月19日㈰
    東京都文京区・北区 参加:11名
    民家再生技術部会

     2日間にわたる講座の2日目は、都内の旧古河庭園と六義園に実際に足を運び見学会が行われた。両園とも回遊式庭園であり建物は現存しないが、前日に解説された各様式が総合されていて、立ち止まって見るべきビューポイントについて説明を受けながら見学した。両園の所有者の移り変わりや変化についても解説があり、旧古河庭園は精緻につくられていて、六義園は奇石を配したり山を築くなど、よりダイナミックな庭園に感じられた。(R.T.)

    情報誌『民家』129号
  • 東京/レトロな昭和のビルで 蓄音機演奏を楽しむ夕べ

    情報誌『民家』129号

    2023年12月22日㈮
    東京都渋谷区 参加:16名
    国際交流部会

     会場のSalon de Zuppaは国立競技場の目の前。オリンピック前年1963年に建てられたビルの5階です。画家・松任谷國子さんの元アトリエでアールデコ風の内装が印象的です。ここで蓄音機演奏家・佐藤隆俊氏による蓄音機の会が開催されました。グラモフォン社製のポータブル蓄音機でクリスマスと(民)家をテーマに1926年~1950年代の貴重なコレクションからリクエストで9曲が奏でられました。音量は4種類の針の太さで調整します。録音当時の息遣いがそのまま閉じ込められた臨場感を味わいました。(A.M.)

    情報誌『民家』129号