JMRA登録事業者が設計・施工した民家再生事例を紹介します。
建築主の奥様の実家の商店の面影を残しつつ、家族が集う場所としての機能を持たせる改修計画が始まりました。元の建物は増改築を繰り返しており、耐震性や雑多な印象の払拭が課題でした。不要な要素を取り除き、新たな空間を加えると共に、内庭やピットリビングを設け、庭を眺めながらくつろげる空間を提供。2階は吹き抜けとし、元の棚板を再利用した本棚を設置し、家族が程よい距離を保ちながら過ごせる空間を実現しました。

農家を継いで、ご両親の実家に同居するための現地再生。二世代で暮らす為、若夫婦の寝室は増築し、従来の伝統工法部分は耐震性と断熱性能を満たした。増築部を分離したが下屋の軒を伸ばして、落ち着いた外観にした。

高齢のお母様が安全に暮らすために現地再生。改修目標の一つは通り土間を復活させること。畑仕事で使う一輪車が通れるようにした。伝統的民家の良き佇まいを残しつつ、温度差の少ない穏やかな空間を作った。土間の機能に配慮し、安全・暖かさを求めた心地良い暮らしの場を再生した。

高齢者が暖かく安全な暮らしができる家として現地再生。リフォームが繰り返された増築部は在来工法で、伝統工法の母屋とは切り離して建てられていたが、地震時の揺れ幅の違いによる影響を少なくする為、在来工法部分は固めすぎないよう配慮した。古民家の寒さ対策は、寝室とつながる空間の温度差を少なくした。以前のリフォーム で柱が抜かれていた部分は、今回構造補強を行った。

老朽化による耐震性への不安を払拭し、高齢者が安心・安全に過ごすための再生。増築部分は撤去し、高齢者にもやさしい新たな間取りと動線に再構築。日本家屋の伝統的特徴や元々の美しさがそのまま再現されるよう心がけ、経年を受けた古色ビンテージのある古民家のポテンシャルを最大限生かすよう、建具の配置、床、壁、天井の素材などを吟味した。
