民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

水鉢の家 ,

高齢者が暖かく安全な暮らしができる家として現地再生。リフォームが繰り返された増築部は在来工法で、伝統工法の母屋とは切り離して建てられていたが、地震時の揺れ幅の違いによる影響を少なくする為、在来工法部分は固めすぎないよう配慮した。古民家の寒さ対策は、寝室とつながる空間の温度差を少なくした。以前のリフォーム で柱が抜かれていた部分は、今回構造補強を行った。

各室が落ち着いた雰囲気に再生されているようです。それは古い硝子戸、古い障子を再利用しているためのように思われます。日本の昔の建具は良質な材料で腕の良い職人によって造られています。その高さは低く、再使用にあたっては注意が必要ですが、古民家再生の際にはなるべく使っていきたいものです。また、柱の根継ぎは大変な仕事だったと思われます。【審査コメント】

再生前 外観
再生後 リビング
奨励賞No. 230346
完成年 2022年12月
所在地 静岡県藤枝市
設計 (株)育暮家ハイホームス
施工 (株)育暮家ハイホームス
構造規模 木造 平屋
1階面積 118.9m2
2階面積
延床面積 118.9m2
主な外部仕上げ 屋根:日本瓦
壁:一部ガルバリウム鋼板
建具:アルミ樹脂複合サッシ
主な内部仕上げ 壁:きらら塗
床:大井川桧
建具:木製建具