民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

5戸1の京町家 ,

母と愛犬が快適に暮らせ、家族が集える空間を目指して町家の再生計画が始まった。昭和初期の5戸1町家で、元の間取りを活かしつつ耐震性や断熱性を向上。隣家への影響に配慮しながら工事を進め、古建具や内装材を修復・再利用。基礎や構造壁を整え、真壁納まりで仕上げた。火袋の左官壁も施主の希望で再生。完成後は快適性と伝統美を兼ね備えた住まいとなり、自然素材による安らぎの空間が実現した。

昭和初期建設の5軒長屋形式の町屋。その真ん中の家の改修工事。できるだけ建設当初の建具や仕上げ材を残す方針のため、修復の造作、隣家と共有する真壁に設備配管等、神経を使い苦労したとの事。狭い走り庭上部の火袋(吹抜)を残し、水回りを中心に今様に改修するなど、さらなる100年先まで残して置くことを目標にしている。ファサードもすっきりと整える等芸が細かい。それにしても電柱が邪魔。せっかくの雰囲気を壊している。【審査コメント】

再生前 外観
再生後 座敷
奨励賞No. 250363
完成年 2023年8月
所在地 京都府京都市
設計 株式会社 アラキ工務店
施工 株式会社 アラキ工務店
構造規模 木造 2階建
1階面積 52.9m2
2階面積 37.9m2
延床面積 90.8m2
主な外部仕上げ 屋根:淡路瓦
壁:【表】漆喰黄大津塗、下見籾板張 【妻壁】焼杉板張
建具:縦繁硝子格子戸
主な内部仕上げ 天井:大和天井、竿縁天井
壁:漆喰黄大津塗、聚楽風珪藻土塗
床:楢オイル塗ラスティック t15
建具:舞羅桟戸、枡子格子付お多福硝子桟戸他
主な設備 ガスストーブ、エアコン、ガス給湯器