民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

箱根の家 ,

箱根の土地に古民家を移築したいという施主の思いから、知多半島で見つけた築90年の建物が候補とな り、現地調査で木組の強さや管理状態を確認し移築可能と判断。戦中の地震や台風にも耐えた構造が決め 手となり、詳細調査・図面化を経て契約・実施設計へ進行。箱根の国立公園内規制や地形条件を一つずつ 解決し、基礎工事後に知多で解体作業を実施。12mの部材輸送は人との繋がりにより実現した。

JMRAの民家バンクを利用した好事例である。知多半島の築90年の養蚕農家が提供される民家誌情報をキャッチされた建て主の意向を基に計画は進んだ。計画地は箱根山の国立公園内。小屋裏の養蚕場の与次郎組の味のある木組みが生かされ味がある。外壁は杉板貼りと漆喰壁のコンビ。元の農家造りの雰囲気はなく、山荘スタイルが濃厚である。内部も木質と漆喰仕上げ広々とシンプル。ここでゆったりと時を過ごせそうである。【審査コメント】

再生前 外観
再生後 内観
奨励賞No. 250362
完成年 2024年6月
所在地 神奈川県足柄下郡
設計 設計工房 楽 代表 岩間幸司
施工 直営
構造規模 木造 2階建
1階面積 101.41m2
2階面積 54.60m2
延床面積 156.01m2
主な外部仕上げ 屋根:ガルバリウム平葺
壁:土壁+杉板張り(一部漆喰)
建具:サッシ、雨戸、木建
主な内部仕上げ 天井:1階・松板張り、2階・杉板張り
壁:竹小舞+土壁+漆喰
床:桧厚板張り
建具:古建具(障子・ふすま・ガラス)
主な設備 外壁(土壁+断熱材+通気層+板張り)、室内(薪ストーブ)