民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

天童座敷蔵移築再生の家 ,

山形の名家が所有していた三階建て座敷蔵は、民家バンクを通じて横浜の施主に譲渡され、2023年に移築・再生が始まった。構造は極力保存し、蔵戸や欄間、絵師による板襖なども再利用。1階の格式高い和室は原形を保ち、2階は既存材を活かしたリビング・ダイニングに。施工は山形の建設会社と大工が担当し、横浜の工務店と連携して完成。緻密な設計と技術により、蔵の魅力を活かした住まいとなった。

築130年、明治期に建てられた座敷蔵の移築再生工事である。奥の間をできるだけ既存の通り再生したとのことで、竿縁天井の再生は非常に困難だったと推察されるが、とても良い状態で再生されている。各所に見られる板絵が素晴らしく、特に奥の間の幅広の桜と鶏の絵は圧巻である。このような素晴らしい文化財が、壊されることなく残された良い例である。【審査コメント】

再生前 外観
再生後 ダイニング・キッチン
奨励賞No. 250361
完成年 2024年11月
所在地 神奈川県横浜市
設計 有限会社ササキ設計 佐々木文彦
施工 株式会社カネカ 代表取締役社長 川崎恭平
構造規模 木造 2階建
1階面積 109.14m2
2階面積 100.05m2
延床面積 209.19m2
主な外部仕上げ 屋根:ガルバリウム鋼板t0.35、横葺き
壁:窯業系サイディング下地、ジョリパット鏝塗り
建具:断熱アルミ・樹脂複合サッシ
主な内部仕上げ 天井:竿縁天井(保存再生)、EP塗装、他
壁:珪藻漆喰塗、ビニールクロス、他
床:既存再利用、本畳床、他
建具:既存再利用、木製建具
主な設備 ルームエアコン、エコワン