民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

内保の家 ,

内保の家(N邸)は、以前の水まわり改修で奥様から感動の声をいただき、今回は趣味の工房を主屋東側の昭和34年建築の納屋を改修。建築主の要望に応え、高断熱性能を実現するために気密シートと断熱材を使用。既存木製建具を活かし、内部は伝統的な骨組みを見せる設計に。1階工房の天井を吹き抜けにし、2階には強度を保ちながらロフトを設置。暖炉を設置し、冬場の暖房も考慮した快適な空間に再生しました。

大きな主屋に附属した築60数年の2階建納屋の改修である。奥様の趣味の作業場所(調理や裁縫)として再生されたけれん味のないすっきりした雰囲気の工房で、内壁に断熱材を張り、その上に新たに仕上げているため大壁の明るい空間に。窓も室内側に追加し、断熱気密性能が向上。2階の床組の一部を取払い、吹抜けを造り、ギャラリーを設けた。伝統的な小屋組みを表し1階から見上げられる事で、木造建築の力強さが感じられる効果的な仕掛けである。正面の妻壁が鳥の顔のようで個性的。ここが同好の人々の共同作業の場となり、コミュニティの広がりを期待します。【審査コメント】

再生後 1階工房
再生後 2階吹抜ロフト
奨励賞No. 240355
完成年 2024年1月
所在地 滋賀県長浜市
設計 一級建築士事務所 株式会社 匠工房 島田廣巳
施工 古民家再生工房
構造規模 木造 2階建
1階面積 77.48m2
2階面積 51.80m2
延床面積 129.28m2
主な外部仕上げ 屋根:日本瓦葺
壁:杉板張り、カラー鋼板張り
建具:木製建具
主な内部仕上げ 天井:ホタテ健康壁塗装
壁:ホタテ健康壁塗装
床:パイン縁甲板
建具:木製建具