民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

秋保古民家現地再生の家 ,

岩手県奥州市のO様一家は、宮城県仙台市秋保にある奥様の実家の古民家を2世帯同居可能な住まいに改修することを決定。ササキ設計の調査で、床下の腐蝕部分を補強すれば上部構造材は活用可能と判明。施主の要望は、歴史や雰囲気を保ちつつ断熱改修を行い、両親のスペースを使いやすく改良すること。設計では、リビング・ダイニング・キッチンを吹き抜けにし、薪ストーブを設置。断熱性能を向上させ、バリアフリーのトイレやユーティリティルームも新設。古い建具や家具をリメイクし、歴史を感じる住まいに再生しました。

40年前に大きく増築された木造平屋建ての築100年の民家のリノベーションである。両親が住んでいたが、娘家族が同居することになり改修計画が始まった。1.上部の架構は太く丈夫で、足元をRC基礎を補強し耐震改修としているとの事。2.外壁や外回り建具を中心とした断熱改修。3.住宅設備も一新し、間取りの組み替えによる動線の見直し等、現代住宅の快適性を備えている。4.使用していた内部建具や家具を手入れして再活用し、この家の歴史を形に残している。注文主の意を汲んで、ていねいにうまく再生されたことが感じられます。【審査コメント】

再生前 外観
再生後 リビング
奨励賞No. 240354
完成年 2023年6月
所在地 宮城県仙台市
設計 (有)ササキ設計 佐々木文彦
施工 (有)荒木建業
構造規模 木造 1階建
1階面積 214.74m2
2階面積
延床面積 214.74m2
主な外部仕上げ 屋根:既存金属瓦屋根 一部/ガルバリウム鋼板葺
壁:窯業系サイディング、一部/既存金属板、既存漆喰壁
建具:断熱アルミ-樹脂複合サッシ、一部/既存サッシに樹脂内窓取付
主な内部仕上げ 天井:漆喰調EP塗装 他
壁:珪藻漆喰塗、エコクロス 他
床:無垢材フローリング塗装仕上
建具:既存建具 他