民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

角田古民家再生の家 ,

生まれ育った家を残すために2世帯住宅として現地再生。昔の職人の手業の跡が残る梁や柱などは残し、設備や性能面では現代の新築住宅と同様の性能を適えた。また内部空間については古民家の暗さを克服し明るく開放感のある居住空間にし、里山の立地環境や、敷地内にある長屋門が調和した外観にした。

里山の懐に抱かれた2世帯住宅である。木造平屋建ての主屋と、隣接する鉄骨二階建ての両親の住まいをつなぎ一棟として大家族が暮らしやすい住居となった。接続部分は玄関先のタイル張りの通り土間となり、皆が集まる広々とした天井の高い気持ちの良い空間となった。力強く小屋の梁を表し古い建具など活かし、物を大事にする気持ちが感じられてうれしい。【審査コメント】

再生前 外観
再生後 内観(リビング~土間)
奨励賞No. 230342
完成年 2022年4月
所在地 宮城県角田市
設計 (有)ササキ設計
施工 共栄ハウジング(株)
構造規模 木造 平屋
1階面積 144.14m2
2階面積
延床面積 144.14m2
主な外部仕上げ 屋根:ガルバリウム鋼板 横葺き
壁:窯業系サイディング下地ジョリパット吹付塗装、一部焼杉板張
建具:断熱アルミ樹脂複合サッシ
主な内部仕上げ 天井:漆喰調EP塗装 他
壁:珪藻漆喰塗 他
床:パイン無垢材フローリング
建具:既存建具 他