民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

多喜屋 ,

元商家で、なまこ壁などの特徴的なデザインが地域でも存在感を放つ建物だった。25年の空き家期間もあり相当老朽化していたが、再生可能な住居棟を宿泊施設として再生。土地建物は賃貸。耐震補強と屋根瓦の全葺き替え(瓦は再利用)などを行った。玄関戸のデザインは地域の旧映画館の写しとしたり、迫力ある丸太梁を活かした屋根裏の寝室など、随所に楽しさのある建物となっている。

元々品格のある造作の居間・食堂に、変に手を入れず、床を板張りにすることで本来の素敵な室に変えることができたようです。床の間もそのまま残すことによって、室内全体の広がりを維持し、床柱の美しさが活きています。私は特に2階の改装が素晴らしいと思いました。この壁仕上げと照明プランは絶妙です。(「民家再生奨励賞」審査コメント)

再生後外観1
再生後外観2
奨励賞No. 210333
完成年 2020年9月
所在地 香川県三豊市
設計 菅組一級建築事務所
施工 菅組
構造規模 木造 2階建て
1階面積 54.52m2
2階面積 48.61m2
延床面積 54.52m2
主な外部仕上げ 屋根:日本瓦 本葺き(再利用)
壁:焼杉(素焼き) 、漆喰(一部既存流用)
建具:製作木製建具(ヒノキ)
主な内部仕上げ 天井:既存竿縁天井、杉羽目板(柿渋)
壁:土壁中塗り仕上げ、スギ、土佐和紙
床:無垢フローリング(ベンガラ塗装)、畳
建具:製作木製建具(ヒノキ、地松)