民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

CASA WATARI KUWANA ,

曽祖父の代より受け継いできた歴史ある家。簡易宿泊所として将来の飲食店経営も見据えた再生を行った。石場建て建築のため限界耐力計算を採用、荒壁パネルなどによって耐震性を確保している。耐震の都合による床レベルの差はかえって空間のゾーニングを生み出した。意匠は、力強い小屋組みを各所にあらわし、調湿性に優れた中霧島壁に藁を混ぜ使用することで、懐かしさとモダンさを兼ね備えたものとなった。

由緒ある建物を利活用して再生し、贅沢な空間をつくり出しているのがわかります。今後の展開が楽しみです。(「民家再生奨励賞」審査コメント)

再生後 内観1
奨励賞No. 200331
完成年 2020年6月
所在地 三重県桑名市
設計 (株)木の家専門店 谷口工務店
施工 (株)木の家専門店 谷口工務店
構造規模 木造平屋
敷地面積 637.12m2
1階面積 191.58m2
延床面積 191.58m2
主な外部仕上げ 屋根:瓦葺き 
壁:鎧張り、黒漆喰塗
建具:製作木製サッシ
主な内部仕上げ 天井:小屋組みあらわし、中霧島壁塗り
壁:中霧島壁塗り、ラワンベニヤ貼り
床:石、鉄平石、洗い出し目地、タイル
建具:製作木製サッシ