何世代にもわたって住み継がれてきた家。屋根をめくったところ、手作りの四角錐の釘で施工されていた。「平成の大修理」と銘打ち、後悔のないよう見えないところまで気を使い修理した。集会を開くことが無くなった現代に合わせ使い勝手を良くするために、田の字型の続き部屋だった建物の真ん中に廊下を作った。元々土間に鎮座していた神様の宿る竈(へっつい)さんは、玄関で来客用のテーブルとして利用することとなった。
奨励賞No. | 200312 |
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完成年 | 2018年6月 |
所在地 | 大阪府高槻市 |
設計 | アラキ工務店 |
施工 | アラキ工務店 |
構造規模 | 木造ツシ2階建 |
敷地面積 | 1,800m2以上 |
1階面積 | 211.07m2 |
2階面積 | 23.26m2 |
延床面積 | 234.33m2 |
主な外部仕上げ | 屋根:和瓦葺(淡路)
壁:下見板張り、小壁漆喰塗 建具:木製竪繁格子戸他 |
主な内部仕上げ | 天井:大和天井・イナゴ天井他
壁:荒壁下地白漆喰塗他 床:チーク床暖房フローリング他 建具:地桧・地杉框戸他 |