民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

臥月亭 ,

京都大学にほど近い吉田神楽岡地域に数多く残る旧谷川家住宅群のひとつで、京大の教官を主な対象とした上質な借家住宅。傷みは激しいものの、建築当初の間取りがほぼそのまま残されていた。建築主の要望に応え、建築当初の佇まいに戻すことを最優先に、3年を掛け景観重要建造物の指定を受けた。

良質な材料と技術をお持ちの工務店さんにお任せできたことで、不安なく工事が進んでいくのは楽しく、美しいものでした。町家の改修は、我が家としては3軒目でしたが、設備は改修のモットーとして最新のものを入れることとしています。間取りはオリジナルのままとし、昔ながらの暮らしやすさを損なわず、かつ暮らしやすさを両立できる家になりました。(建築主より・前後略)

再生後 内観1
再生後 内観2
奨励賞No. 200311
完成年 2018年3月
所在地 京都府京都市
設計 アラキ工務店
施工 アラキ工務店
構造規模 木造2階建
敷地面積 600m2以上
1階面積 51.98m2
2階面積 86.48m2
延床面積 138.46m2
主な外部仕上げ 屋根:一文字葺、蛤仕舞他
壁:真壁浅黄土塗他
建具:古建具補修再利用
主な内部仕上げ 天井:棹縁天井 杉板天井他
壁:浅黄土塗他
床:新畳・絨毯、ピーラー縁甲板他
建具:古建具再利用