民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

奉免の家 ,

床の間と仏間は、朽ちた床板や仏壇の修復を行うことで、元の状態を再現。日常的に過ごすLDKには、薪ストーブを設置し、ぬくもりを感じられるようにした。茅葺き屋根の一部が見えるようにとの建築主の要望から、家に入り玄関上の天井を振り向き見上げると、茅葺き屋根がのぞける施工にしている。

元の家の構成は、ほぼそのまま踏襲して今までの生活習慣を大きく変えないスタイルとしている。改修工事も屋根仕上材劣化での葺き替え、構造材の傾きに伴う隙間解消等、基本部分をしっかり手入れすることにより、安心して今後も住み続けることのできる家となっている。(審査コメント)

再生後 内観
再生前2
奨励賞No. 190301
完成年 2018年12月
所在地 千葉県 市原市
設計 保川建設株式会社
施工 保川建設株式会社
構造規模 木造 平屋
敷地面積
1階面積 86.8m2
2階面積
延床面積 86.8m2
主な外部仕上げ 屋根:茅葺きの上に金属板金瓦葺き
壁:金属サイディング
建具:ペアガラスサッシ
主な内部仕上げ 天井:クロス仕上げ、竿縁天井
壁:漆喰、クロス
床:ナラムクフローリング、畳
建具:木製建具、障子