民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

渋川の家 ,

湖東地域に多く見られる農家型町家で、現在ではかつての面影を残す数少ない民家として存在している。当初は、土間が片側に通り、土間に接して田の字型の室が並ぶ間取りだったが、この改修で全ての部分をバリアフリーとした。かつてなされた中2階の床の鉄骨補強も、住まいの変遷を物語るものとして玄関ホールに現しにしている。

長年使いなれて馴染んだ家を、現代の生活に合わせて無理のない形でまとめあげた改修となっているのが感じられる。広く、安全で、明るい家として生まれ変わって、今までの生活にも自然に馴染んでくれるだろう。(審査コメント)

再生後 内観
奨励賞No. 190300
完成年 2018年12月
所在地 滋賀県 草津市
設計 匠工房
施工 匠工房
構造規模 木造2階建
敷地面積 457.22m2
1階面積 154.24m2
2階面積 101.61m2
延床面積 255.85m2
主な外部仕上げ 屋根:日本瓦葺
壁:漆喰塗り、杉板張り
建具:アルミ製建具、木製建具
主な内部仕上げ 天井:葭貼合板、杉板、プラスター塗り
壁:漆喰塗り、プラスター塗り
床:縁甲板
建具:木製建具