民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

鉄板覆いの草葺民家に耐震性を持たせた“温故知新”の家 ,

若夫婦が再生した祖父の家。耐震にあたり、しっかりとした基礎とするため、家を持ち上げる工事から行った。各個室は既存の梁が低く天井高が思うように取れなかったが、そこを逆に生かし、勾配天井や船底天井など面白みのある造りにした。玄関、ダイニング、リビングなどの共有スペースは、大きな梁を現しにした広がりのある空間に。裏天井に隠れていた丸太梁は、磨き上げて存在感を出した。

水場(主に洗面所、浴室)の位置のちょっとした変更により、建物全体の生活導線が短くなり、生活しやすくなったように思われます。新しい木部がこれから経年変化とともに歴史ある建物に溶け込んでいくことが楽しみです。(審査コメント)

再生後 内観
再生前/figure>
奨励賞No. 190296
完成年 2018年5月
所在地 京都府 福知山市
設計 岸下建設株式会社
施工 岸下建設株式会社
構造規模 木造 平屋
1階面積 156.35m2
2階面積
延床面積 156.35m2
主な外部仕上げ 屋根:金属波板
壁:土壁にプリント鋼板
建具:アルミ樹脂複合サッシ
主な内部仕上げ 天井:クロス貼り
壁:クロス貼り
床:杉フローリング貼り
建具:木製建具