民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

真宗大谷派本願寺別院大通寺大谷会館 ,

広大な境内と歴史的建造物を有する寺院の付属建物。破損が進み、解体も考えられていた。付属両翼の建物は蟻害があったが、本建物は状態が良く、十分修復可能と判断し、再生に至った。付属両翼は解体、事務棟を増築。修復再生部分と増築部分とは視覚的に明確に区別して、既存建物への敬意を表現した。増築部分が周囲に溶け込むよう配慮し、長寿命な外装としている。

このりっぱなお寺の再生のコメントは、私なぞには恐れ多くてできません。長い日本の歴史を考えると、滋賀県の文化および社寺建築の技術等には、学ぶことが多くあります。今回、格天井が修復され、この建物は末永く建ち続けると思います。(審査コメント)

再生後 内観
再生前 内観
奨励賞No.170279
完成年2016年12月
所在地滋賀県長浜市
設計一級建築士事務所 匠工房
施工大滝製材
構造規模木造 平屋
敷地面積16,827.12m2
建築面積373.15m2
1階面積364.233m2
2階面積
延床面積364.23m2
主な外部仕上げ屋根:日本瓦葺・銅板葺
外壁:漆喰塗・下見板張
建具:アルミ製建具・木製建具
主な内部仕上げ天井:格天井・化粧垂木・化粧野地板
壁:漆喰塗・プラスター塗
床:タタキ・縁甲板
建具:木製建具