民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

高田 I邸 ,

規模の大きな上層農家。小屋組みは叉首組と和小屋組を合わせた造りで、屋根は下屋まで連続して葺き下ろし、先端を出桁で支える構造。再生にあたっては、ホールと北廊下を吹き抜けとし、ハイサイドライトで明るい大空間に。2階ロフトは古民家ならではの小屋組みをそのまま現した。また、玄関部分の屋根を雨漏りしにくい形状に変更、大きな茅葺き屋根は2段式の瓦屋根に変更した。

築144年の民家が、今後十年、百年以上住み継いでいく建物となっている。昔の良さもしっかり残されていて、新旧共存した新しい空間に再生されている。吹き抜けは、民家ならではの大空間になっており、様々の要素がバランスよく統一されている。(審査コメント)

再生後 内観
再生前
奨励賞No.170277
完成年2016年12月
所在地千葉県千葉市
設計西本建築事務所 一級建築士事務所
施工保川建設 株式会社
構造規模木造 2階建
敷地面積177m2
1階面積177m2
2階面積32m2
延床面積209m2
主な外部仕上げ屋根:和瓦
外壁:漆喰、スギ下見板
建具:木製サッシュ、アルミサッシュ
主な内部仕上げ天井:スギ竿縁天井、漆喰
壁:漆喰
床:スギ縁甲板、畳、ヒノキ縁甲板
建具:木製