突き上げ屋根が2階小屋上にある山梨県特有の形式の民家で、かつての名主屋敷。再生前より建物の要だった大黒柱など、その周辺の古材フレームを中央へ配置し、それらを取り囲む形で部屋を増設している。この家の特徴である、重厚な梁組、小屋組みをいかした設計を心掛けた。吹抜けをつくることにより、2階突き上げ屋根への通風と採光を確保、高低をより一層美しく見せている。
奨励賞No. | 170269 |
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完成年 | 2015年11月 |
所在地 | 山梨県笛吹市 |
設計 | 伝匠舎 石川工務所 |
施工 | 伝匠舎 石川工務所 |
構造規模 | 木造 2階建 |
敷地面積 | 1,587.28m2 |
建築面積 | 151.90m2 |
1階面積 | 143.22m2 |
2階面積 | 57.84m2 |
延床面積 | 201.06m2 |
主な外部仕上げ | 屋根:本いぶし瓦 外壁:1F>杉板張 2F>ラスモルタル下地漆喰塗 建具:アルミサッシ |
主な内部仕上げ | 天井:杉板張り(繁梁表し) 壁:漆喰薄塗り 床:無垢フローリング張り 建具:古建具 |