薬を商っていた商家を移築再生。すでに解体された部材を確認し、既存資料を基に再生計画を行うところから始めた。再生にあたっては、外壁は近年の豪雨などに備え大壁としている。また付柱・付梁を用いたり、外回りを木製建具で再生するなどして、端正な佇まいの特徴を残すように工夫した。天井は、解体部材を引き割った板で斜め張りしている。
奨励賞No. | 170266 |
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完成年 | 2015年4月 |
所在地 | 山梨県甲州市 |
設計 | 兼松設計 |
施工 | 伝匠舎 石川工務所 |
構造規模 | 木造 2階建 |
敷地面積 | 606.85m2 |
建築面積 | 115.03m2 |
1階面積 | 100.89m2 |
2階面積 | 51.35m2 |
延床面積 | 152.24m2 |
主な外部仕上げ | 屋根:陶器瓦葺き 外壁:ラスモルタル下地漆喰塗り 建具:木製建具 (一部アルミサッシ) |
主な内部仕上げ | 天井:杉板張り、タモ柾ベニヤ 壁:漆喰塗り、京壁 床:畳敷き 建具:木製建具(古建具再利用) |