民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

伏見OZ邸 伝統を受け継ぎより良い住まいに ,

民家や町家は数百年のトライアンドエラーによって、建物の保全性や手入れ容易性、居住性及び防災性などが型として確立されて現代に引き継がれていますので、そこを尊重したうえで現代の暮らしに対応するように工夫するようにしています。今回の事例もその趣旨に沿った改修になったと思います。また改修に当たっては施主の要望を実現することと合わせて改修後に住み、手入れをされていく住み手の方に伝統構法の建物を理解いただくことが必須です。そのためには改修の設計施工を通して対話を重ねることが大事で、その点でも成功事例だと思います。

京町家らしい通り庭の吹き抜けと特徴的な小屋組を生かしたデザインで、建築主がこの建物を将来にわたって大切に維持していこうとする思いが、設計や施工にしっかりと反映された魅力的な事例です。古い部分と新しい部分の調和も自然で、全体のバランスがとても取れている点が特に素晴らしいと感じました。【審査コメント】

再生前 町家西面
再生後 内観
奨励賞No. 250369
完成年 2022年3月
所在地 京都府京都市
設計 まちづくり舎 梶山 秀一郎
施工 株式会社 アラキ工務店
構造規模 木造 2階建
1階面積 108.198m2
2階面積 39.179m2
延床面積 147.377m2
主な外部仕上げ 屋根:日本瓦葺き
壁:土壁漆喰仕上げ、一部焼き板張り
建具:木製建具
主な内部仕上げ 天井:大和天井、竿縁天井、屋根小舞天井現し
壁:土壁漆喰仕上、一部板張り、焼き板張り
床:畳、縁甲板、三和土土間
建具:木製建具、襖、障子
主な設備 主要居室エアコン設備有り、キッチン・浴室・洗面にはガス湯沸機による給湯配管有り