

2017年6月10日(土)
東京都葛飾区 参加:25名
民家再生技術部会
昭和3年に建てられた米保存と農機具の納屋を兼ねた木造2階建ての蔵を、住居として改修された現場を見学させてもらった。2階寝室の両側に吹き抜けを作るなど空間構成も面白く、風通し抜群で心地良い。見学会では、依頼主が想いや工夫を語られた。暖炉の吸気口を床下に取ったり、配管を竹でカバーしたりと自ら伝統的な建物にふさわしいアイデアを出されたそうだ。細かい要望に応えた設計者の度重なる見直しや検討、施工者の古材調達から伝統的な構法での納め方。まさに三者が志を一緒に取り組んだ成功例であった。(友の会会員M.K.)