2016年12月11日(日)
埼玉県蓮田市 参加:9名
民家再生技術部会
明治19年に建てられた民家の再生工事がついに完成し、見学会が行われました。瓦屋根の風情ある門をくぐると、目の前に土蔵と真新しい下見板張りの主屋が現れます。幾度かの増改築がなされている主屋は、今回の工事では単に快適性を追求するのではなく、先祖から続く歴史を極力残し活用することにこだわっています。限界耐力計算による伝統構法の軸組の保全、階段や竿縁天井、欄間や丸太梁など、丁寧に大切に再生されていました。
帰り道、裏通りへと回り、畑越しに「民家」を望むと100年以上前から変わらぬ風景がそこにありました。(友の会会員H.T.)