民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

柏原宿の家Ⅱ ,

リモートワークになった若いご夫婦が移住するための再生。地棟には、明治39年建築であること、大工棟梁は当時の地域を代表する名棟梁の名が墨書きされていた。建築主の要望に沿って、米原の寒さに耐えられるように断熱処理を施し、また極力自然素材を使った再生を心がけた。施工に付き物の接着剤については膠を使用している。

リモートワークが増え、民家再生への注目度が増している現在、この民家再生プロジェクトはまさにその目的を果たしている。1階の和室はその良さをそのまま生かし、2階に生活の場を配置。民家の丸太梁を効果的に意匠に取り入れている。楽しい生活の場が、民家ならではの雰囲気で実現されている。(審査コメント)

再生後 内観1
再生後 内観2
奨励賞No. 220340
完成年 2021年12月
所在地 滋賀県米原市
設計 一級建築士事務所(株)匠工房
施工 古民家再生工房
構造規模 木造 2階建
1階面積 141.71m2
2階面積 112.39m2
延床面積 144.73m2
主な外部仕上げ 屋根:日本瓦葺br> 壁:漆喰塗り、杉板張り、角波鉄板
建具:木製建具
主な内部仕上げ 天井:ホタテ健康壁塗装
壁:プラスター中塗、聚楽壁
床:パイン縁甲板br> 建具:木製建具