櫓(突き上げ屋根)を持つ、甲州地方の養蚕農家の再生。地盤の関係でベタ基礎を採用しているが、元の基礎石を基礎内に据えている。かつて茅葺き屋根を支えていたサス丸太はそのまま意匠として残し、新たに合掌材を組むことで外見上は移築前と変わらないようにした。構造耐力は壁に持たせている。櫓は排煙窓として再利用。土壁塗りワークショップには多くの人が参加した。
奨励賞No. | 220337 |
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完成年 | 2021年6月 |
所在地 | 神奈川県川崎市 |
設計 | (有)O設計室 |
施工 | 伝匠舎(株)石川工務所 |
構造規模 | 木造 2階建 |
1階面積 | 180m2 |
2階面積 | 140m2 |
延床面積 | 195m2 |
主な外部仕上げ | 屋根:ガルバリウム鋼板 壁:【1階】竹小舞土壁中塗り【2階】モルタル下地土壁風搔き落し 建具:木製サッシ |
主な内部仕上げ | 天井:既存【2階】スノコ板露わし、棹縁天井 壁:土壁中塗り 床:畳敷き、松板張り 建具:既存襖、障子 |