民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

歴史を残す家 ,

大きな改修なく代々大切に引き継がれてきた家。1階の天井が低く、中廊下を挟み和室が2部屋ずつ配置された形であったため、内部の暗さが課題となっていた。再生にあたり、中廊下の多くを撤去し、DKと居間をワンルームとして北面からの明かりを取り込んだ。また、圧迫感のある天井を撤去し居間部分を吹き抜けとすることで、開放的な空間に生まれ変わった。

間取りは大きく変えていないようですが、中廊下を撤去することによって、LDKと和室の通風が良くなり、明るくなったように思われます。また、台所の位置を変更することによって、ダイニング、リビングとの動線が短くなり、使いやすくなったようです。歴史を残すために、創建当時の間取りを大切にすることに、私も同感です。(「民家再生奨励賞」審査コメント)

再生後 内観1
再生後 内観2
奨励賞No. 200325
完成年 2019年12月
所在地 京都府福知山市
設計 岸下建設
施工 岸下建設
構造規模 木造2階建
1階面積 161.8m2
2階面積 8.73m2(土蔵)
延床面積 170.53m2
主な外部仕上げ 屋根:鉄板葺き(菱葺き)、瓦屋根
壁:漆喰、モルタル
建具:アルミサッシ
主な内部仕上げ 天井:クロス貼り、竿縁天井
壁:クロス貼り
床:フローリング
建具:木製建具