民家再生事例 民家再生事例

民家再生事例

藤井登志夫邸 ,

江戸末期に建てられた民家。建築当初からの本瓦は、所々に割れやズレが生じていたため、より軽い引掛け桟瓦に変更。代々大切に修復をしながら使用してきたため、柱梁は玄関先の桁を1か所取り換えたのみ。鴨居が下がり開閉困難になっていた襖建具や、隙間風による寒さ、水回りの改善などを行うにとどめた。

昔の建物の素晴らしさを重視し、居住性を改善するのは民家再生の原点と思われ、大変素晴らしい再生です。曲がりくねった小屋梁は圧巻です。(審査コメント)

再生後 内観1
再生後 内観2
奨励賞No.160262
完成年2016年2月
所在地香川県高松市
設計菅組
施工菅組
構造規模木造 平屋
敷地面積1112.00m2<
建築面積289.60m2
1階面積289.60m2
2階面積
延床面積289.6m2
主な外部仕上げ屋根:日本瓦(引掛桟瓦いぶし銀、軒先
   万十)
外壁:透湿防水シート0.17t+横胴縁(通
   気工法)焼杉10t縦
建具:アルミ製建具、ペアーガラス
主な内部仕上げ天井:既存流用(竿縁天井)
壁:ジュラク塗替え
床:畳、桧無垢フローリング15t
建具:シナ合板FL、襖、障子